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猫背や内股など偏った「姿勢のクセ」は、発達障害やグレーゾーンの子どもに共通して見られる傾向だ。こうした姿勢の乱れが、集中力や感情のコントロールにも影響している可能性がある。子どもの行動と深く関わる「身体の使い方」とは何か。理学療法士の視点から、改善のヒントを紹介する。※本稿は、池上 悠『子どもの気になる言動が改善する からだの使い方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を抜粋・編集したものです。
子どもの行動を左右する
「姿勢づくり」とは何か
発達障害のお子さんの言動が気になるほかに、姿勢も気になったことはないでしょうか。
発達障害やグレーゾーンといわれる子どもたちのなかには、次のような姿勢のくせが強く見られることが多くあります。
●「猫背」の背中の丸まり
●「内股(X脚)」や「ガニ股(O脚)」といった足のねじれ
●肩の高さや骨盤の傾きが左右で極端に違う左右差
●腰が反っておなかが前に出やすいような偏り(反り腰)
姿勢のくせが強いと、身体のさまざまなシステムがうまく働きにくくなってしまいます。それが身体と心の発達にも影響して、発達障害の要因にもなり得るのです。
だからといって、「正しい良い姿勢はこう!」と、細かい身体の位置を見て「完璧な姿勢」を目指すわけではありません。また、姿勢が悪いと決めつけるわけではありません。
人はもともとの身体の個性や生活習慣によって、誰しもが「自分なりの姿勢のくせ」を最低限もっています。それは大人でも子どもでも同じです。
ここでいう「姿勢づくり」とは、強い姿勢のくせが減り「良い姿勢に向かって近づいていく」プロセスを、運動を通して積み重ねていくこととなります。







