「おはしを正しくもつ」「自分で歯を磨く」「整理整頓をする」「ありがとうを伝える」…など、小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを紹介した書籍『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』が発売された。
「小学校入学準備にぴったり」「生活の基本でありながら、これまでどう教えればいいのかわからなかったので助かる」など多くの口コミが寄せられている。
本書では、生活のきほんや言葉づかい、心の守り方、学校での過ごし方まで子どもたちの毎日に欠かせないテーマを幅広く網羅している。その中から「傘を正しく使おう」という項目を取り上げる。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)
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傘の危ない使い方
小学1年生の子どもがいる会社の先輩が、こんな話をしていた。
雨の日、お子さんと一緒に傘をさして歩いていたときのことだ。
お子さんは傘をさしていたのだが、腕を振るたびに、傘の先が左右に大きくぶれていた。
ちょうど後ろを歩く人の顔の高さで、先端が何度も横切るような状態だったそうだ。
そのまま歩いていると、すれ違う人が明らかに避けるようになった。
一人は軽く顔をしかめて、体を引いたらしい。
その瞬間、先輩は「あ、やばいな」と思ったという。
人混みを抜けた先で、お子さんにこう話しかけたそうだ。
「さっき、みんなちょっと避けてたの気づいた?傘が当たりそうだったんだよ。あれ、相手からするとけっこう怖いんだよね」
そしてこのように伝えたそうだ。
「傘は先端が尖っているし、危ないものなんだよ。傘を使うときはまわりの人を考えて使うようにしようね」
それ以降は、人に当たりそうになることはなくなったそうだ。
そして先輩はこう話していた。
「こういうのって、親が見てるときはいいけど、
ひとりのときにやってたらと思うと、ちょっと怖いよね。
誰かに当ててから気づく、じゃ遅いからね」
傘を正しく使おう
たしかに、と思った。
こうした“気づけそうで気づけないこと”が、外ではそのまま差になるのだ。
大人になっていく上で必要な93のおやくそくを収録した『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』という本がある。そのなかには、「かさを ただしく つかおう」という項目がある。
『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用拡大画像表示
・かさで まわりが みえなくならないように ちゅういする。
・かさを あけしめするとき ほかの ひとに しずくが かからないようにする。
・つかいおわった かさは ひろげて かわかしてから しまおう。
『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』(p73)より引用。
特に「かさで まわりが みえなくならないように ちゅういする」というのは、とても大切だ。
傘は実は誰かを傷つけてしまう可能性があるものだと、まず知ることが必要だろう。親子で「傘を使うとき、何に気をつけるんだっけ?」と、一度立ち止まって考えてみたい。









