「ついヤバいと言ってしまう」「自分の考えをうまく言葉にできない…」。
言いたいことがないワケではないのに、うまく言葉にできない。あなたにも、そんな悩みはありませんか?
小学校から企業研修、さらには少年院まで、さまざまな現場で教えてきた小説家が教える、世界一やさしい「言語化」にまつわる授業。知ってしまえば、今は語彙力ゼロでも、話し下手でも、「自分の言葉」でちゃんと話せるようになれてしまう!
本記事では、子どもも読めて、大人も楽しいビジネス書『小学生でもできる言語化』をもとに、「言語化力のない子どもが、つい困ってしまう場面」について解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)
Photo: Adobe Stock
子どもに「今日どうだった?」と聞くと、なんと返ってきますか?
「今日どうだった?」と聞いたとき、子どもからなんと返ってくるだろうか?
「楽しかった」「よかった」とだけ返ってくる経験は、親なら一度はあるはずだ。
「うまく言葉にできないこと」で起こる弊害
私は小学生のとき、友人の誘いを断るのが苦手だった。
親に「家に人をあげるのはダメ」と言われていたが、友人にその理由をうまく説明できず、勝手に友達を家にあげて遊んだことがある。
当然、親にはめちゃくちゃ怒られた。
しかし、当時の私は、友人にどう説明すればいいのかがよく分からず、そして「断る」ことは悪だと思っていた。
「言語化力がない子」がつい困ってしまう場面とは、どんな状態で起こりうるのだろうか。
言語化力がない子どもが困ってしまう場面
『小学生でもできる言語化』の中には、こんなエピソードがある。
「行けない」と伝えるだけだと友達に「自分とは遊びに行きたくないのかも?」と誤解させてしまう可能性があります。
でも、断るときに「行きたいけど、今日は家族で出かける用事があって行けないんだ」と状況を正確に伝えられれば、誤解を生まずにすみますよね。
ほかの例を挙げると、学校行事でクラスごとに実施する劇の内容をみんなで考えているときに、あなたは「よくあるような内容だとつまらないから、ほかのクラスのみんながあっと驚くような変わった内容の劇をやるのはどうだろう」と考えたとしましょう。
このとき、みんなに対して「変な劇をやろうよ!」という言葉で伝えてしまうと、みんなは「どういうこと……?」と困惑(こんわく)してしまうはずです。
一方で、考えたことをきちんと言葉にして伝えられれば、「なるほど」と考えを理解してもらえ、その案がいいかどうかを話し合うという次のステップにスムーズに進んでいくことができます。
――『小学生でもできる言語化』より子どもが友達関係や学校でつまずいてしまう場面の多くは、伝え方が分からないことから生まれるという。
自分の思いや状況を言葉にできる力は、誤解を減らし、人間関係をスムーズにする大きな土台になるのだ。
(本記事は、田丸雅智著『小学生でもできる言語化』をもとに作成しました。)









