「ついヤバいと言ってしまう」「自分の考えをうまく言葉にできない…」。
言いたいことがないワケではないのに、うまく言葉にできない。あなたにも、そんな悩みはありませんか?
小学校から企業研修、さらには少年院まで、さまざまな現場で教えてきた小説家が教える、世界一やさしい「言語化」にまつわる授業。知ってしまえば、今は語彙力ゼロでも、話し下手でも、「自分の言葉」でちゃんと話せるようになれてしまう!
本記事では、子どもも読めて、大人も楽しいビジネス書『小学生でもできる言語化』から、著者の田丸雅智氏にヒントをうかがった。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)
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Q.「子どものワガママ」には、どう向き合うのがいいですか?
――田丸さんは書き方講座で、小学校から高校、さらには少年院の子どもたちとも接してきていると思います。子どもはどうしても、語彙の少なさなどから、自分の気持ちを自分の言葉にすることが難しい場合が多いと思います。これまでの経験やご自身の体験から、「子どものワガママ」にどう対処すべきだと思いますか?
ワガママが一発で収まるすごい方法
田丸雅智氏(以下、田丸):難しいですよね。
僕自身の書き方講座の話でいうと、強い感情と出くわしたときは、うまくガス抜きをしたり、そのエネルギーに寄り添いつつ向きをうまく変えられたりしたらなぁとは思っています。
それを日常のことに応用するなら、たとえば子どもが「お菓子を買って」と騒いでしまったようなときに、そのままぶつからず、「早く帰って、一緒にあのおもちゃを作ろうよ」「帰り道で丸いものをいくつ見つけられるか探してみない?」というように、向かってきた力を少し横にそらす感じでしょうか。
気づくと、子どものエネルギーや気持ちが別の軌道に乗っている。
そういうずらし方ができたら大人も子どももお互いラクになるのかなぁとは思います。
これはどんな言葉をかけるかという話でもありますので、言語化の力の使いどころですね。
原因は別にある可能性も
――「ワガママの原因を探ることも大事」ということですか?
田丸:すごく大事だと思います。
目の前では「これが欲しい」「これは嫌だ」と言っていても、本当の原因は別にある場合もあるんじゃないでしょうか。
大人だってそうですが、たとえば、
・本当はお腹が空いている
・眠い
・体調が悪い
・疲れている
といった、もっと根本的なことが原因で機嫌が悪いということもあるかと思います。
だからこそ、子どもの言葉や様子を見ながら、「もしかして今日はお昼が遅かったからお腹が空いてるのかな?」と、根っこの原因を言葉にして一緒に探ることも大切です。
これもまさに言語化の力だと思います。
――『小学生でもできる言語化』には、言語化ができるようになると、考えや気持ちが整理できたり、コミュニケーションがスムーズになるといったメリットが書かれているページがありますよね。まさに親子間のコミュニケーションにも重要な力なのかもしれませんね。
(本記事は、田丸雅智著『小学生でもできる言語化』の著者インタビューです。)









