「ついヤバいと言ってしまう」「自分の考えをうまく言葉にできない…」。
言いたいことがないワケではないのに、うまく言葉にできない。あなたにも、そんな悩みはありませんか?
小学校から企業研修、さらには少年院まで、さまざまな現場で教えてきた小説家が教える、世界一やさしい「言語化」にまつわる授業。知ってしまえば、今は語彙力ゼロでも、話し下手でも、「自分の言葉」でちゃんと話せるようになれてしまう!
本記事では、子どもも読めて、大人も楽しいビジネス書『小学生でもできる言語化』から、著者の田丸雅智氏にヒントをうかがった。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)
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Q.「あまり関わらないほうがいい人」はいますか?
――私自身、「なんでその人と仲良くしてるの?」と言われることがよくあります。田丸さんの書き方講座では、小学校から企業研修まで、さまざまな方たちと関わってきていると思います。これまでの経験などから、「こんな人とは関わらない方がいい」という基準はあったりしますか?
「関わらない方がいい人」の特徴・ワースト3
田丸雅智氏(以下、田丸):そうですねぇ……分かりやすいのは、やはり攻撃的な人や、対話ができない人でしょうか。
一方的に自分の考えだけを強くぶつけてきたり、相手にも事情があるかもしれない、という想像ができない人とは、やはり関わり方が難しい。
ほんの少しでも立ち止まって考えることができない人とは、距離を置いたほうがいい場面もあると思います。
――たしかに、SNSで話題になる「クソリプ」を送ってくるような人なんかは、その代表例ですよね。他にも「この人とは合わない」と感じる特徴はありますか?
田丸:もう一つあるのが、「こちらを見ていない人」です。
たとえば今こうして1対1で話していても、目の前の相手ではなく、ずっと別の誰かを見ている・別の誰かのことを考えているような人っていますよね。
それは会話の中で別の人の話題になるということではなくて、ずっと、「誰々さんは、こんなことをやっている」「誰々さんがこう言っていた」と、目の前の会話の相手ではなく、ここにいない誰かのことや、誰かの視線や評価ばかりを気にして話している感じです。
あるいは、常に自分の話しかしてくれない人も同じです。
そういう人は、こちらにはあまり興味を持っていないことが多い。
相性の問題もありますが、僕にとっては、この「1対1でちゃんと会話できるか」「こちらを見てくれているか」はすごく大事です。逆に、僕も目の前の相手と向き合うことを大切にしているつもりです。
正直、これまでの経験上、こちらを見ていないなと感じる相手と関わって、長いご縁につながったり、いい仕事につながったりしたことはほとんどありません。
――そういう相性の悪さは、どうやって見極めるものなんでしょうか?
「自分とは合わない人」の見分け方
田丸:話し方や内容はもちろん、表情や視線、しぐさ、雰囲気。その人から伝わってくるもの全部ですね。
書き方講座などで日頃から「相手が何を考えているか」「何を感じているか」をよく見るようにしているので、その影響は強いのかもしれません。
――メールでも、その人柄はわかりますか?
田丸:かなりわかります。
文章が上手い・下手という話ではなくて、根本にあるその方の姿勢や“心”が端々ににじむんです。
みんなに送信しているコピペのメッセージを見て、「コピペだろうな」と分かる感じと似ているでしょうか。
たとえば執筆依頼のメールでも、「この方は、僕の情報をちゃんと見てくれていなさそうだな」と感じることがあります。
どこかで触れた表面的な情報やイメージだけで書いているのが伝わるんです。
もちろん、たまたま会社の慣習で文面が硬いだけ、そっけなく見えるだけ、ということもあります。
だから文面だけで決めつけるようなことはしたくなくて、最終的にはオンラインや対面で会うことを大事にしています。
ただ、それでもメールにはかなりその人がにじむなと感じています。
――『小学生でもできる言語化』では、言語化力があれば、人とのコミュニケーションが楽になったり、自分の性質がわかるようになると書かれていますよね。今回のお話を聞いていても、田丸さんが「どういう人が苦手なのか」「それはどうしてか」をしっかり言語化できているからこそ導き出せているんだなと思いました!
(本記事は、田丸雅智著『小学生でもできる言語化』の著者インタビューです。)









