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家庭の中で、なぜか息苦しさを感じる。親の何気ない一言や態度に振り回され、自分の気持ちを押し込めるようになっていく。それは決して珍しいことではない。問題なのは、その原因が「よかれと思って」の行動にある場合が少なくないということだ。※本稿は、精神保健福祉士の鴻巣麻里香『自他の境界線を育てる 「私」を守るバウンダリー』(筑摩書房)の一部を抜粋・編集したものです。
親は子との「境界線」を
軽々と越えようとしてくる
親が勝手に机の引き出しをあける
親がスマホの中身をチェックする
私の友だちや恋人の悪口を言ってくる
週末の予定を勝手に決めてくる
スマホでいつも位置情報を把握しようとしてくる
受験する高校や大学を勝手に決められた
習い事や塾を相談なしに決めてきた
私の写真を許可なくSNSにあげている
私を愚痴のきき役にする
服や持ち物を選ばせてくれない
私の目の前で親同士が喧嘩をする
不機嫌だと何も言わずにドアをバンとしめたりため息をついたりする
きょうだいの世話をさせられている
学校がつらいって話すと「私のときはもっと大変だった」ときいてくれない
身体に勝手に触ってきて「やめて」と言うと「親子だからいいじゃん」って言う
良い成績をとったりスポーツや芸術で成果をあげたときだけ褒めてくれる
親との関係でもやもや・しんどさを感じたことは、誰にでもあると思います。私のところにも、そういった相談がしばしば寄せられます。これらはすべて、親が子どもの「私は私」の境界線を踏み越えてくることによって引き起こされるもやもや・しんどさです。







