「僕はお母さんがいなくたって全然悲しくない」がんで亡くなる寸前の母親に息子が言い放ったワケ【マンガ】ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰

若き研修医の視点から日本の医療が抱える問題を描いた、佐藤秀峰の人気マンガ『ブラックジャックによろしく』。永禄大学附属病院(永大病院)の研修医・斉藤英二郎は第4外科で研修中だ。余命わずかのすい臓がん患者の女性は残された時間を家族と過ごし、病院に戻り、最期を迎えようとしていた。リアルな描写で衝撃を与えた医療マンガの第78話「心のすべて」を掲載する。

【あらすじ】

 主人公は永禄大学附属病院(永大病院)の研修医・斉藤英二郎、25歳。第4外科で研修中だ。

 指導医である庄司の担当患者で43歳の主婦・辻本良江は、すい臓がんでいつ亡くなってもおかしくない状況だった。しかし、子どもたちが夏休みになったため、病院に通うのをやめ、家族と一緒に旅行へ行った。そこで子ども達にも「自分がもうすぐ死ぬ」ということを伝えた。

 斉藤は辻本ともう会えないだろうと思っていたが、旅行を終えて、辻本がまた病院に戻ってくることができた。

 ただ痩せていて、「あと数日だな…」と他の医師も見立てている。

 病室には夫と娘が付き添っているが、息子の姿が見つからない。

 庄司が夫に「息子さんは?」と尋ねると、「毎日病院には来るんですけどね…」と言い出し、息子は病院の屋上で1人考え込んでいるという話だった。

 息子は辻本の「お母さんが死んでも決して悲しまないで」という言葉を思い返しているが、「死なないでよ」と1人でつぶやき、受け止めきれないようだった。

 しかし、辻本の最期が迫っていた。そこへ息子が病室に入ってきて、こう言い放った。

 「僕はお母さんがいなくたって全然悲しくない」

 果たして息子の真意とは――。

 若く、高い志をもった斉藤が、日本の医療の厳しい現実と向き合いながら成長していく物語。マンガの続きは『ブラックジャックによろしく』でチェック!

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