米国とイランは今週、一時的な停戦に合意したかもしれないが、経済戦争は今後も続く。ホルムズ海峡に対するイラン政府の支配は、重要な水路、技術、さらには企業を掌握することで、相互に結びついた世界経済の中で同国が絶大な影響力を行使できることを如実に示している。米国やイスラエルとの戦争中に重要なエネルギー輸送航路であるホルムズ海峡が閉鎖されたことで、原油価格は1バレル=100ドルを突破し、事実上、米国に後退を迫るために世界のエネルギー供給を人質に取った形だ。ドナルド・トランプ大統領は7日、海峡再開を条件に停戦に合意し、米軍の目的は達成されたと述べた。イラン政府は、ホルムズ海峡を通る船舶に通航料を課す意向を示しており、同海峡に対する支配を将来にわたって武器化しようとしている。米国、中東の同盟国、あるいはホルムズ海峡経由のエネルギー供給に依存する欧州・アジア諸国が、これまで開かれていた同海峡への干渉を容認するのか、またはどう阻止するのかは、まだ明らかではない。
イランが仕掛ける経済戦争、ホルムズ海峡を武器化
超大国でなくても世界経済に大きな影響を与えられることを示した
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