「おはしを正しくもつ」「自分で歯を磨く」「整理整頓をする」「ありがとうを伝える」…など、小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを紹介した書籍『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』が発売された。
小学校入学準備にぴったり」「生活の基本でありながら、これまでどう教えればいいのかわからなかったので助かる」など多くの口コミが寄せられている。
本書では、生活のきほんや言葉づかい、心の守り方、学校での過ごし方まで子どもたちの毎日に欠かせないテーマを幅広く網羅している。同書の刊行に寄せて、ライターの樺山美夏さんに寄稿いただいた。(ダイヤモンド社書籍編集局)

【親が教えておきたい】「数字に強くなる」遊びとは?Photo: Adobe Stock

AI時代でも計算力は必須のスキル

AI(人工知能)が急速に進化する現代において、基礎学力の重要性は薄れるどころか、これまで以上に高まっている。
AIを使いこなし、人間ならではの創造性を発揮するためには、論理的思考の根幹である算数・数学の能力が「不可欠な土台」となるからだ。

公益財団法人 スプリックス教育財団が8か国を対象とした調査結果「基礎学力と学習の意識に関する保護者・子ども国際調査2025」(※)によれば、ほとんどの国で、計算力は今後も変わらず必要なスキルであると認識されている
デジタル化が進むほど、その基礎となる数理的な感覚を幼少期から養っておくことが、将来の大きなアドバンテージになるだろう。

子どもが算数を好きになるきっかけは、日常の遊びの中にある。
たとえば、お菓子やおかずの数を数えて、家族に均等に分ける。
時計やカレンダーの数字を足したり引いたりする。スポーツ観戦中に勝敗に関わる点数を計算してみる。

カードゲームやボードゲームも、数字に強くなる遊びの定番だ。
子どもの計算が合っていたら、親が思いっきり褒めてあげることも忘れてはならない。

私も、遊びに限らず、日常的に何か計算する必要があるときは、息子に任せていた。
一緒に道を歩いているときは、通り過ぎていく車のナンバーの足し算ゲームにハマったこともある。
算数・数学はずっと息子の得意科目だったから、あの頃の数字遊びが少しは役に立ったのだろう。

家の中の数字を探そう

小学校入学前後に知っておきたい93のルールを紹介した本まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』には、「いえのなかの すうじを さがそう」という項目がある。このページを親子で読みながら、家の中にある数字を探してみてはいかがだろうか。

【親が教えておきたい】「数字に強くなる」遊びとは?『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用
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・「すうじ さがし スタート!」といって、いえじゅうの すうじを さがそう。
・とけい、リモコン、カレンダー、ほんなどに すうじがあるね。
・すうじがかいてある カードをつかうゲームも たのしいよ。
・いえにあるものを かぞえるゲームも やってみよう。

『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用

このような声かけができる子は、たとえ困ったことがあっても、逆におともだちがたすけてくれるようになるだろう。

保護者へのアドバイスにも、ちとは一方的な関係ではなく、互いに助け合う関係だとある。友だちを助けたり、逆に助けてもらう経験は、子どもの不安を安心に変え、新しい環境で生活していく自信を育ててくれるのだ。

https://sprix-foundation.org/research/20250917