「エレベーターで入口付近に立ったとき、後ろの人にどう見られているか気になる」
そんな瞬間はありませんか? ふとしたときに感じる“後ろからの視線”。
じつは人は、無意識のうちに後ろ姿で年齢や印象を判断しています。顔と違ってごまかしが効かない分、体の使い方や日々の習慣が、そのまま表れてしまうからです。
今回は、SNS総再生数約1億回の人気メソッド「くびれヨガ」を提唱するヨガ講師・tsuki(ツキ)さんに、「なんとなく老けて見える後ろ姿」になっている人の共通点と、「人から見られても自信が持てる後ろ姿のつくり方」を教えていただきました。
※本記事のワークは新刊『くびれヨガ』からの抜粋・編集です。
構成:依田則子 写真:榊智朗

共通点1:背中が丸く、首が前に出ている
年齢が出てしまう人の共通点。特徴の一つに、背中の丸まりと首の前傾があります。
この姿勢になると、首から背中にかけてのラインが崩れ、それだけで一気に「疲れた印象」「老けた印象」を与えてしまいます。
さらにこの状態が続くと、年齢とともに筋肉の衰えや硬さによって姿勢が固定され、いわば“形状記憶”のように定着してしまうのです。
そして厄介なのは、一度定着した姿勢は、「気をつけよう」と意識するだけでは簡単には戻らないという点です。
背中が丸く、首が前に出ている
共通点2:肩が内側に入り込んでいる
次に多いのが、肩が内側に入り込んでいる状態です。
肩が前に入ると胸が閉じ、腕の付け根が下がって見えます。
その結果、二の腕や背中に余計なボリュームが出て、実際の体型以上に重たく見えてしまいます。
本来、後ろ姿は“すっきり細く見える”角度のはず。
それが逆に“広がって見える”のは、姿勢の影響が大きいのです。
肩が内側に入り込んでいる状態
共通点3:お尻が下がり、腰の位置が低い
もうひとつの共通点が、お尻の位置の低さです。
骨盤が後ろに倒れると、お尻は自然と下がり、脚が短く見えたり、全体のバランスが崩れて見えます。
さらに腰まわりに丸みが出ることで、後ろ姿に“もたつき”が生まれ、年齢を感じさせる原因になります。
お尻が下がり、腰の位置が低い
後ろ姿は、日々の習慣の積み重ね
・背中が丸まっている
・肩が内側に入っている
・骨盤が倒れている
こうした小さなクセが重なることで、年齢は自然と“見た目”に現れてしまいます。
逆にいえば、習慣を変えれば印象も変わるということ。
猫背・丸い背中を整える「胸と背中のストレッチ」
ではどうすればいいのでしょうか。
大切なのは、まずは体をゆるめて整えること。
無理に姿勢を正そうとするのではなく、自然に整う状態をつくることがポイントです。
今回は書籍『くびれヨガ』から、猫背・丸い背中の改善に役立つ「胸と背中のストレッチ」を紹介します。
しっかりゆるめることで骨格の位置が整い、体幹が自然に働きやすくなります。
その結果、無理に意識しなくても背中がスッと伸び、後ろ姿のラインが変わっていきます。
やり方は、画像を参考にぜひ試してみてください
(※画像は書籍『くびれヨガ』より)。


◎「胸と背中のストレッチ」のワーク
胸(大胸筋)、背中(広背筋・僧帽筋)がほぐれます
【手順1】
◆指を組み、腕を前に伸ばし、背中を丸める
◆みぞおちをしまいこむように背中をぐーっと広げ、アゴを引く(吐く)
【手順2】
◆手のひらを外側に返し、息を吸って腕を上げる
◆腕をぐーっと上に上げる(吸う)
【手順3】
◆息を吐きながら手のひらを内側に返し腕を戻し、背中を丸める
◆2、3を数回繰り返す(呼吸を続ける)
【手順4】
◆背中を丸めたまま、腕を左右八の字にゆらす
◆ほぐす場所を変えるように数回繰り返す(呼吸を続ける)
【手順5】
◆もう一度、手のひらを外側に返し、上に伸ばす
◆背筋はまっすぐ。腰は反りすぎない(吸う)
【手順6】
◆そのまま腕を耳の後ろへ引く動きを繰り返す
◆10回ほど(吐く)
NG:肩が上がる(耳と肩が近い)、腰が反りすぎる
今回ご紹介したのはほんの一部。
新刊『くびれヨガ』では、
・くびれる呼吸法
・ボディラインを整える20分ワーク
・お腹やせの最短プログラム
を、動画付きでわかりやすく解説しています。
ヨガライフスタイリスト/パーソナルトレーナー
SNS総フォロワー65万人。Instagramフォロワー22万人。オンラインヨガコミュニティを主宰。「くびれる肋骨締め呼吸」の動画は一本で2500万回以上再生され、くびれ・姿勢改善メソッドの発信で注目を集める。「くびれヨガ」の再生数は累計1億回を超える。
10代でヨガに出合うも、当時はひどい猫背・くびれのない体形に悩み、自己流の運動やダイエットでも効果が出ない時期を経験。骨格診断では「くびれができにくい骨格」と言われ、理想の体形を諦めかけたことも。
そこから一念発起し、ニューヨークでヨガ国際資格を取得。さらに最新の運動生理学・解剖学を学び直し、実際に悩みを抱える女性たちと向き合うなかで、女性らしい体のラインを無理なくつくる独自の「肋骨締め呼吸」と姿勢改善メソッドを考案。自身も実践を重ね、くびれも姿勢も大きく改善。その経験から「体形は変えられる」と実感する。
現在は、サステナブルアクティブウェアブランド「iM」を立ち上げ、企業・学校・メディア出演・イベント出演など多方面で活躍中。大手フィットネスクラブでは年間700本以上のレッスンを行い、指導歴13年(2026年現在)の講師として活動中。「くびれができない」「姿勢が悪い」「呼吸が浅い」と悩む女性の共感を集め、多くの支持を得ている。RYT500 全米ヨガアライアンス、kids yoga(teens yoga)YogaEd.プロフェッショナルインスティテュート2、NESTA-PFT 全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定パーソナルフィットネストレーナー、フィットネスニュートリションスペシャリストの資格を取得している。
https://www.instagram.com/tsukiyoga/








