説明会の様子写真はイメージです Photo:PIXTA

27卒の就活が本格化しています。入社後に後悔しない優良企業をどう見極めればいいのでしょうか? 人事・採用コンサルタントが「自分が今、新卒なら絶対に確かめる」と断言する、企業選びの“4つの基準”を大公開!(人材研究所ディレクター 安藤 健、構成/ライター 奥田由意)

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就活生に蔓延する
「やりたいこと探し症候群」

 就活シーズンが始まっています。毎年就活イベントなどで、多くの学生から必ず「今新卒だったら、どんな会社を選びますか?」と聞かれます。

 この問いに答える前に、私が憂慮していることが2点あります。

 ひとつは多くの学生が「やりたいことを仕事にすべき」と考えていることです。しかし、毎年40万~45万人もいる就活生のうち、やりたいことが明確な人は全体の1割程度にすぎません。社会人経験もなく、業界への理解が浅い状態で、「この仕事しかない」と決めるのはあまり現実的ではないでしょう。

 にもかかわらず就活生は焦りのあまり、自分の本質に向き合わず、「やりたいこと」をつくり上げてしまいます。私はこれを「やりたいこと探し症候群」と呼んでいるのですが、これでは就活はうまく行きません。

 もうひとつ問題なのが、学生が消費者として好きな会社や名前を知っている会社に応募してしまうことです。

 有名なお菓子メーカーやヒット漫画を持つ出版社は毎年、圧倒的な人気を誇ります。しかし「商品になじみがあるから」「雑誌を昔から読んでいたから」という理由で応募されても、採用側は「どうかこれからもよい消費者でいてください」と思うだけです。

 企業が欲しいのは、単なる自社のファンではなく、企業活動の中で能力を発揮してくれる人です。好きであることと、その企業の仕事への適性の有無はまったく別物です。

 では、具体的にどんな会社を選べばよいのか。私が今新卒なら、必ず確かめるのは、次の「4つの基準」です。これらは、裏を返すと選ばれる企業の条件とも言えるでしょう。