イランに対し米軍が実施している海上封鎖の強化は、イラン政府に深刻な経済的苦痛を与えることで、「ホルムズ海峡を開放し、核開発を断念せよ」という米国の要求に迅速に屈服させることを目的としている。イランの港からの原油輸出が事実上遮断されたことで、同国は石油収入の大部分を失うことになる。 また、貯蔵スペースが不足するため、数週間以内に油井閉鎖を余儀なくされる可能性もある。これは費用がかかる上に損害を伴う作業であり、今後何年にもわたって石油生産能力を損なうことも懸念される。米当局者は16日、当初はイランの港に出入りする船舶に焦点を当てていた封鎖を、イランの石油輸出を支えるいわゆる「影の船団(シャドーフリート)」の全船舶に拡大すると発表した。米国防総省は、世界のどこであれこれらの船舶に立ち入り検査を行う準備ができていると述べた。