イランが支援するイラクの民兵組織は5週間以上にわたる戦闘の中で、サウジアラビアや他の湾岸諸国に数十機の自爆型ドローン(無人機)を発射した。これは戦争の中で行われる「影の戦争」になりつつあり、世界最大級の産油国を公然たる紛争へ向かわせている。事情に詳しい関係者が明らかにしたサウジ側の少なくとも一つの評価によると、サウジに対する約1000件のドローン攻撃のうち、最大で半分ほどがイラク国内からのものだった。これには、紅海沿岸の重要な石油拠点ヤンブーにある製油所や、東部州の油田への攻撃が含まれていたという。イラクから発射されたドローンは、クウェート唯一の民間空港を標的にしたほか、ドナルド・トランプ米大統領が今月に入り停戦を発表した後もバーレーンを攻撃した。民兵組織はイラク国内の湾岸諸国の施設も狙い、バスラのクウェート領事館やクルディスタン地域のアラブ首長国連邦(UAE)領事館を襲撃した。
「隠れた戦争」に翻弄されるサウジとイラク
親イラン民兵組織がドローン攻撃、一部湾岸諸国は反撃の構え
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