イランは人工知能(AI)を駆使した拡散力の高い動画を次々と公開し、情報戦で優位に立ちつつある。こうした動画は米国内の分断をあおり、娯楽とプロパガンダの境界線を曖昧にすることを狙ったものだ。親イラン派組織やイランの外交使節団が制作・配信しているこれらの動画は、通常は米国の軍事目的を嘲笑する内容で、ブロック玩具「レゴ」のフィギュアとしてドナルド・トランプ米大統領や他の人物を描いている。映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」をレゴ風にアレンジした最近の動画では、トランプ氏が海賊として登場する。米軍はホルムズ海峡の開放とイランの港の封鎖を試みるが、自国の艦船が沈没するという筋書きだ。別の動画では、イランが一連の反撃を行う中でトランプ氏が恐怖で汗をかく様子や、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が米国を操る黒幕として描かれており、侮辱的なヒップホップの歌詞を伴うことが多い。