細木数子さん Photo:SANKEI
2000年代、テレビのバラエティ番組で見ない日はないほど華々しく活躍した、カリスマ占い師・細木数子。占いの的中率は決して高くなかったにもかかわらず、なぜ人々は彼女の言葉に引き寄せられたのか。戸田恵梨香主演のNetflixドラマ『地獄に堕ちるわよ』が話題の今、その人気の正体を読み解く。※本稿は、ノンフィクション作家の溝口敦『細木数子 魔女の履歴書 新装版』(講談社)の一部を抜粋・編集したものです。
視聴率20%超えを連発した
カリスマ占い師・細木数子
細木数子は1938(昭和13)年生まれである。「寵児」というにはいささかトウが立ちすぎたが、民放の番組や占い本の売れ行きを見るかぎり、時代にもてはやされ、一定の地歩を占めていたことはまちがいない。
細木は2008年3月までテレビで2本のレギュラー番組を持っていた。『幸せって何だっけ~カズカズの宝話~』(フジテレビ系、毎週金曜夜8時台)、『ズバリ言うわよ!』(TBS系、毎週火曜夜9時台)であり、両番組ともスタート時から視聴率がずば抜けてよかった。
『幸せって何だっけ』は2004年11月5日のスタート時で17.1%。2位のTBS『日米野球第一戦』13.7%を大きく引き離した。2006年2月24日には、最高視聴率20.5%をマークしている(最低視聴率は2004年12月24日の9.7%)。
同様に『ズバリ言うわよ!』も2004年8月10日のスタート時で17.4%。2005年8月30日には最高視聴率23.5%を叩き出した。レギュラー番組に限らず、細木数子の出演番組はたいてい娯楽部門ベスト10には顔を出し、彼女は「視聴率の女王」と呼ばれていた。
しかし世の中、テレビを娯楽や息抜きとする人ばかりではない。で、言うのだが、彼女はなぜ娯楽番組を好んで見るような視聴者に受けたのか。







