細木数子の占いの的中率が総じて低レベルにあることは、大半の読者や視聴者が承知している。ある雑誌(『PHPカラット』2005年2月号)は、細木の占い的中率は34%、ハズレ率は64%と算出している。
ハズレのいい例がライブドア元社長・堀江貴文被告についての予言である(2005年7月23日『25時間テレビ』フジテレビ系)。
細木「今ライブドアの株は427円くらい?」
堀江「よくご存じですね。これ倍になると1000億円ですよ」
細木「あんた(堀江)バカ言ってるんじゃないよ。5倍になるのよ。(中略)あんたは何やっても成功するし、いいんですよ。でも、女性には気をつけなさいよ。すってんてんになるから」
言うまでもなく堀江被告は、それから半年後の2006年1月23日、東京地検特捜部に証券取引法違反容疑で逮捕され、4月14日に同社株は上場廃止、終値は94円だった。堀江被告は逮捕から約3カ月後の4月27日、3回目の保釈申請がようやく認められ、94日ぶりに東京拘置所から出た。
細木数子は現代が抱える
低俗性の指標
要するに細木数子の先を見通す力(あるいは見通せない力)は、どこにでもいそうな太ったおばさんと差がない。にもかかわらず、彼女が番組で占い半分、若いタレント相手に垂れる説教や道徳は一部に好評である。
「細木はなかなかいいこと言ってるよ。今たいていの人が若い者を叱りつけたり、怒ったりしないじゃない。だけど、細木は親やご先祖を大切にするのは当たり前とか、ふわふわ浮ついた奴らを叱り飛ばしてるからね。世間のためになってるよ。なぜ細木が世間で悪口言われるのか、俺には分からない」(関東の広域暴力団元幹部)
現に2006年4月25日放送の『ズバリ言うわよ!』の冒頭で、「子供を育てる自信がない」という問いに対して、細木はこう叱り飛ばした。
「親はねえ、子供から学んで成長するわけじゃないの!それでは追いつかない。親のほうにはその年齢、そこまでになる社会的な経験があるわけだから、自分に自信がないなんて言ってる場合じゃないの。それじゃあ犬猫以下だよ。親が子供を育てられないなんて。もう、こんな低次元な話、したくなかったけど、今の婦女子は恐ろしくレベルが低いね」







