「おはしを正しくもつ」「自分で歯を磨く」「整理整頓をする」「ありがとうを伝える」…など、小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを紹介した書籍『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』が発売された。
小学校入学準備にぴったり」「生活の基本でありながら、これまでどう教えればいいのかわからなかったので助かる」など多くの口コミが寄せられている。
本書では、生活のきほんや言葉づかい、心の守り方、学校での過ごし方まで子どもたちの毎日に欠かせないテーマを幅広く網羅している。同書の刊行に寄せて、ライターの小川晶子さんに寄稿いただいた。(ダイヤモンド社書籍編集局)

「片付けが得意な子・苦手な子」親が教えている“たった1つの差”Photo: Adobe Stock

意外と楽しい「掃除の時間」

日本の小学校では「掃除の時間」があるのが一般的だ。

我が家の息子たちは、けっこう掃除の時間が好きみたいである。良い気分転換になるからだ。

担当が決まっており、何をすれば良いかわかっているのも良い。

今日は手洗い場の担当で、スポンジで水道周りをゴシゴシすればいい。
わかっているので、ぱっと取り掛かることができる。

なぜ家では掃除も片付けもやらないのか?

家では「片付けなさい」「部屋をきれいにしなさい」といくら言ってもやらない、という声はよく聞くが、
その理由は「何をどうすればいいかわからないから」というのが大きい。

子どもは「きれいにする」といった抽象表現が苦手だ。

「おもちゃをおもちゃボックスにしまってね。」
「掃除機を10分間、自分の部屋にかけてね。」

具体的にイメージできるように声をかけ、
最初は一緒に、どうすれば良いのか見せながら掃除や片付けをすることが必要だ。

楽しいお掃除イベントにしてみよう

我が家では日曜の午前中にくじ引きで担当を決め、15分だけ担当の場所を掃除するようにしている。
くじには「台所」「お風呂」「トイレ」などの場所が主に書かれている。「好きな場所」「掃除機」というのもある。

最初は雑巾をしぼるのもうまくできなかったし、掃除機はあちこちぶつけて、スムーズに動けなかった。
だが、慣れれば上手になってくる。
掃除をしているうちにノッてきて「今日はここをピカピカにする!」と言ってすすんで時間延長をすることもある。

実は私自身が掃除も片付けも苦手なので、このイベントは自分のためでもある。
15分、みんなでやるならやる気になるのだ。

まずはイラストでイメージ

掃除や片付けの具体的なやり方を、子どもにどう教えればいいだろうか。参考になるのが、小学校入学前後に知っておきたい93のルールが紹介している本まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』だ。
本書には「じぶんのへやをそうじしよう」という項目がある。

「片付けが得意な子・苦手な子」親が教えている“たった1つの差”『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用
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① あそんだ あとは おもちゃを もとの ばしょに かたづけよう。
②ほこりや ごみを あつめよう。
③ぬれた ぞうきんで まどを ふこう。
④ごみばこが いっぱいに なったら ごみを すてよう。

『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用

かわいいイラストで示してくれているので、イメージもわきやすい。

「おうちの方へ」には、「部屋の掃除は少なくとも週1回、決まった時間にするのがいいでしょう」とある。

15分間など時間を決めて「よーいスタート!」で始めると楽しい。
汚れた雑巾を見て「見て見て!こんなに汚れてた!」などと言い合いながらやると、さらに楽しい。

この習慣を小さいうちから身につけることで、掃除や片付けが苦にならなくなるだろう。
学校の掃除の時間のように、家でも楽しく掃除ができる子になってほしい。
我が家の掃除イベント、これからも続けていきたいと思う。