象徴的なのが、ダイバーシティ前の「お台場中央交差点」だ。高架橋が、ダイバーシティ2階の目の前に相当する箇所で途切れてしまい、同施設に入るにはわざわざ階段を降りて1階から入らなければいけない。
高架橋を渡り、かなり長い階段を昇り降りする必要がある Photo by H.M.
ダイバーシティ東京の周りの導線は良いとは言えない Photo by H.M.
人気施設はあるけれど…
街ブラには向かない街か
首都高湾岸線など幹線道路が多いので仕方がないのかもしれないが、結論、お台場は複数の施設を徒歩で周るような街ではない。徒歩だと階段や横断歩道が多く大変だ。中には歩ける道幅がとても狭い場所もあり、イベント開催時には通るのにも時間がかかりそうだった。
また、再開発から30年以上経過しているだけに「設計が古いな……」と思う箇所も多かった。下りエスカレーターがない、エレベーターが少ない高架橋などが象徴的だ。
施設自体の目新しさも、特に青海エリアは08年のダイバーシティ開業以降は、ない。有明エリアまで広く見れば、20年開業の有明ガーデンが最新施設だ。大型施設の開業で目新しさを保っていた街だが、それもなくなれば、街として訪問する動機に欠ける。
そのせいか遊休地も多く、不自然に広い駐車場が目立つ。一説には、遊休地の広さは合計17.9平方キロメートル、東京ドーム約4個にものぼるという(※記事末に参考文献)。東京でこれだけ広大な空き地があるのも異例だろう。
遊休地が目立つ…… Photo by H.M.
東京に住むと、都会の人が休日に「街ブラ」を楽しむ意味が分かる。コンパクトなエリアに魅力的な店や施設がところ狭しと並んでいて、それらを徒歩で周遊するだけで一種のレジャーになり、1日過ごすことができる。クルマに乗って目的地を往復する必要がない。
そういった東京ならではの街ブラ的な楽しみ方を、お台場という街は、あまり持ち合わせていないように感じた。







