米メタ・プラットフォームズが先ごろ提示した「仕事の未来」の一端とは、これまで人間が行っていた日常業務を人工知能(AI)システムに代行させ、人間はそれを訓練・監督するというものだった。だがそれは、もし職を失わずに済めばの話だ。メタは、シリコンバレーの基準に照らしても異例なほど積極的に、従業員のワークフローへのAI導入を推進し、業務の合理化と加速に活用している。同社は今年すでに、勤務評定の評価項目に従業員のAI活用状況を追加したほか、マネジャーをほとんど置かない「ウルトラフラット」なチームを編成。さらに、マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)の業務を支援する、いわゆる「CEOエージェント」の開発にも着手した。ザッカーバーグ氏と側近たちは、AIによって小規模なチームが大所帯に相当する仕事をこなし、かつスピードを上げられるという点を繰り返し強調している。