中東での戦争を受けてアジアや欧州が米国産の原油、天然ガス、そしてジェット燃料を求めて争う中、米国のエネルギー輸出大国としての地位が強化されている。米エネルギー情報局(EIA)によると、米国の原油と石油製品の輸出は先週、日量約1290万バレルと過去最高を記録。船舶追跡会社ケプラーによると、液化天然ガス(LNG)の輸出も急増しており、先月は過去最高を更新した。この勢いが収まる気配はなく、2日時点では60隻を超える空の超大型原油タンカーが米国の湾岸地域に向けて航行している。これはイラン戦争開戦前の水準のほぼ3倍に相当し、今後数カ月で米国の輸出がさらに増加することを示している。ドナルド・トランプ米大統領は世界のエネルギー貿易における米国の存在感の高まりを歓迎し、政権が推進する「エネルギー支配」戦略を強化。米国は今月、2001年にさかのぼる政府の週次データ上で初めて、原油の純輸出国に転じる寸前にまで近づいた。天然ガスについては、シェールガスのフラッキング(水圧破砕法)の爆発的な勢いのおかげで2017年に純輸出国となっている。
米のエネルギー輸出、記録的な水準に ペルシャ湾封鎖に各国が適応
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