エンジンはガソリンも選べるが、試乗車は2L直4ディーゼルを搭載するGLB 200 d 4MATIC Urban Stars。車両価格738万円にサラウンドサウンド、パノラミックスライディングルーフ、ヘッドアップディスプレイなどをセットにしたアドバンスドパッケージ(59万円)と有償色(10万1000円)、合計約70万円のオプションを加え、乗り出し約830万円という仕様だった。
GLBに触れるのは久しぶり。Urban Starsはほどよくスポーティな外観の持ち主である。なかなか魅力的だ。スクエアながら丸みを帯びたシルエットは、スポーティな加飾や、マウンテングレーのボディカラーがよく似合う。
車内空間は実際のサイズ以上に広く感じる。アレンジ性に優れるだけでなく、SUVの力強さとメルセデスらしい洗練を兼ね備えたインテリアデザインはGLBの大きな魅力。もちろん機能性も申し分ない。あらためて「よくできているな」と感じた。
2列目シートは着座位置が高めで横方向も広く居心地がいい。前後スライドが可能なので3列目とのひざ前空間の配分を調整できるほか、2列目の肩のレバーを引くと座面が前に出て背もたれが倒れ、3列目にアクセスしやすくなっている。
驚いたのは3列目だ。意外と十分な広さが確保されていた。平均的な成人男性+αの体格のパッセンジャーが座ってもくつろげる。気になった点を挙げるとすれば、頭頂部がルーフに少し触れる程度である。ウィンドウが立っているので横方向も狭くない。タイヤハウスの上に腕が置けるようになっていたり、小物入れが用意されていたりと、いろいろ気配りされているのもいい。合理的でよくできたパッケージングである。
乗り味はゆったりとしたクルージング指向
パッセンジャー全員をもてなす快適SUVだ
走りの満足度も高い。登場から5年以上が経過するが、古さをあまり感じない。コンパクトクラスのメルセデスは横置きエンジンにDCTを組み合わせるのが定番。試乗車に搭載された最大150psと320Nmを発生する654型という2L直4ディーゼルは低速から力強く扱いやすい。最新のプレミアムカーとしては、音や振動がやや大きめな気もするが、それでも静粛性は平均レベル以上だ。
走行モードは5種。ダイナミッセレクトには、コンフォート/エコ/スポーツ/インディビジュアルに加えて、タフさを連想させるオフロードモードが設定されている。







