よかれと思って行う無理な優しさは、自分を苦しめ関係を壊す「毒」になります。避けるべき行動は、①常に幹事を引き受ける、②いつも奢る、③友達価格に応じる、④無理な要求を受け入れる、⑤動くのがいつも自分になる、の5つ。これらは不安や保身から生じる「偽物の親切」です。自分を守り対等な関係を保つためにも、境界線を引き、毒になる優しさは手放しましょう。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・斎藤順)
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その優しさ、実は猛毒かも
今日のテーマは「人生を壊す偽物の5つの親切」についてです。よかれと思ってやっている親切や優しさが、実は誰のためにもならず、自分自身への「毒」になってしまうことがあります。
いずれこの毒が回って自分が倒れてしまったり、人間関係が壊れてしまったりする可能性のある優しさ。今回は、そんな「偽物の優しさ=毒」を5つのポイントに分けて取り上げていきます。
1. いつも「幹事役」を引き受けている
飲み会や旅行の計画など、「いつも私がお店を決めてお金を集めている」という人がいたら、それは猛毒かもしれません。
例えば、いつもの仲間で飲みに行く際、毎回あなたが幹事をしているとします。たまには他の人に任せようと黙ってみると、「飲みに行こう」とは言うものの、誰も幹事をやらずに話が止まってしまうことはありませんか? 本来なら「いつも任せて悪いから今回は自分がやるよ」となるか、順番で回すのが自然です。そうならない場合、周りは単に「誘ってくれてラッキー」くらいにしか思っていない可能性があります。
もし自分が好きでやっているなら別ですが、いつも幹事を押し付けられている状態は良くありません。次第に「この人たちと遊んで楽しいのか?」とモヤモヤして気持ちが離れ、最悪の場合はグループが解体してしまうこともあり得ます。
毎回幹事をしているなら、きっぱり断るか、「今回は誰かお願いします」とバトンを渡すようにしましょう。そうすることで、逆に良い関係性が保てるはずです。
2. いつも「自分が奢る」関係になっている
年上だから、先輩だからといった理由で、いつも奢ることを当たり前にしてしまうのも考えものです。「いつも自分がお金を出しているから、ついてきてくれるのだろうか」と疑念を持った瞬間、本当の親しさがわからなくなってしまいます。
また、奢られる側にとっても、相手のメンツを保つために断りづらく、本当は割り勘にしたいのに言えなくて壁ができてしまうこともあります。対等で本当に仲の良い関係を築きたいのであれば、「いつも奢る」という状態は作らないことが大切です。
3. 「友達価格」に応じている
自分の仕事に関わることを友人から頼まれたとき、こちらから「友達価格でいいよ」と言ったり、相手から「友達価格でお願い」と言われたりすることがあると思いますが、これには安易に応じないほうが賢明です。
「友達だから引き受ける」「予約がいっぱいだけど優先する」ということ自体がすでに十分な優しさであり、それ以上の要求に応じる義務はありません。「友達」というプライベートと、「価格」というビジネスをごっちゃにしている時点で、うまくいくはずがないのです。
もしお金を払ってもらっていても「相場より安くしてあげている」というモヤモヤがあるなら、早い段階できっぱりと断るべきです。それをしつこく要求してくる相手なら、関係性を考え直したほうが良いかもしれません。



