4. 「これぐらいやってくれてもいいじゃん」を受け入れる

「これぐらいやってくれてもいいじゃん」と言ってくる相手は、自分の問題を他人に押し付けようとしているだけであり、あなたの心の境界線(バウンダリー)を意図的に侵害しています。連絡を絶つか、フェードアウトを考えても良いくらいの危険なサインです。

しかし、危険な優しさを持つ人は、こう言われるとついやってあげてしまいます。その結果、他人の尻拭いをし続けることになり、自分はモヤモヤし、相手はどんどんわがままになるという悪循環に陥ります。良いことは一つもありませんので、この要求には応じないよう考え直してください。

5. 動くのは「いつも自分」になっている

これまでの総まとめにもなりますが、いつも自分がお店を予約し、車を出し、言われたことをやっているようであれば、その関係はおかしいと言わざるを得ません。

自分から動いてしまう人は、「自分が動かないと嫌われるのではないか」「何も進まないのではないか」という不安を抱えていることが多いです。しかし、それはあなたの問題ではありません。自分が動かなくて何も進まないのなら、それは動かない周りの責任です。

不安を消すために、あなたがすべてを背負って動く義務は全くありません。

「毒になる優しさ」にはご注意を

最後にもう一度、5つの正体を復習します。

1: いつも自分が幹事役
2: いつも自分が奢ることになる
3: 友達価格を強要される(応じてしまう)
4: 「これぐらいやってもいいじゃん」に対応する
5: 動くのはいつも自分

これらに心当たりがあるなら、あなたがやっているのは「毒になる優しさ」です。一見綺麗で優しく見えても、いずれ自分自身を苦しめてしまいます。自分を守るためにも、こうした無理な優しさは手放すように意識してみてくださいね。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。