「おはしを正しくもつ」「自分で歯を磨く」「整理整頓をする」「ありがとうを伝える」…など、小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを紹介した書籍『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』が発売された。
「小学校入学準備にぴったり」「生活の基本でありながら、これまでどう教えればいいのかわからなかったので助かる」「一生使える知識やマナーが学べる」など多くの口コミが寄せられている。
本書では、生活のきほんや言葉づかい、心の守り方、学校での過ごし方まで子どもたちの毎日に欠かせないテーマを幅広く網羅している。本記事では、その中から親が教えておくべきおやくそくを紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)
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「仕上げ磨き」を嫌がる子ども
「仕上げ磨き、嫌がるようになっちゃってさ……」
小学2年生のお子さんがいるママさんが、そんな話をしていた。
これまでは毎晩仕上げ磨きをしていたそうだが、ある時期から、
「もう自分でできる!」
「赤ちゃんじゃないし!」
と怒るようになったそうだ。
たしかに、歯磨き自体は慣れている。
鏡を見ながらシャカシャカ磨いているし、時間もそこそこ長い。
だからそのママさんも、
「そこまで言うなら、もう任せてみようかな」
と思ったという。
問題が起きたのは、その半年後だった。
ある日、冷たいジュースを飲んだ瞬間、お子さんが顔をしかめた。
「なんか痛い」
歯医者に連れて行くと、初期虫歯がいくつも見つかったそうだ。
しかも、虫歯になっていたのは、“磨き残しそうな場所”ではなかった。
歯医者さんが指摘したのは、歯と歯のあいだだった。
「この年齢の子って、“表面を磨く”意識はあるんですけど、細かいすき間までブラシが入っていないことが多いんですよ」
実際、お子さんの歯磨きを見直してみると、ずっと横に大きく動かして磨いていたらしい。
だから、見える場所はきれいだった。
でも、細かい部分には汚れが残り続けていた。
そのママさんは、「虫歯にならないように磨けているか」という視点を見落としてしまっていたと話していた。
歯の磨き方を親子で確認しよう
子どもの歯磨きは、“やっているように見える”。
でも実際には、磨けていない場所がかなり残っている。
だからこそ、親子で「正しい歯磨きの仕方」をしっかりと確認したいものだ。
小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを学べる本『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』には、「きれいにはをみがこう」という項目がある。
『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用拡大画像表示
①はブラシに はみがきこを だそう。
②おくの はまで やさしく みがこう。
③はブラシで べろの うえを やさしく なでよう。
④はみがきこの あじが なくなるまで くちを ゆすごう。
(『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用)
保護者向けには、「歯の健康を守るため、食事と歯磨きはワンセットにしましょう。食事のあとは、歯磨きをすると習慣化するのです」とある。
子どもは、歯磨きを“しているつもり”でも、細かい部分まではまだ十分に磨けていないことが多い。
だからこそ、「もうできるよね」と完全に任せるのではなく、
親子で正しい磨き方を確認しながら、必要に応じて仕上げ磨きも続けたいものだ。









