上司と部下写真はイメージです Photo:PIXTA

チームメンバーに対して、優しく振る舞うマネジャーは多いです。しかし、マネジャーという立場である以上、厳しい話をしなければならない場面もあります。感情的に見えずに、“厳しさ”がちゃんと伝わるマネジャーはどんな話し方をしているのでしょうか。(ギックス共同創業者 田中耕比古)

優しくすると舐められて
厳しくすると怖いと言われる

 昨今、マネジャーは「優しく振る舞う」ケースが多いと思います。パワハラの問題もありますし、恐怖政治のようなマネジメントは、今どき受け入れられません(もちろん、例外はありますが)。

 ただ、優しく振る舞うことによる“弊害”もあります。

「優しい」が、「甘い」というふうに受け取られて、相手に舐められてしまうのです。

 特に、女性マネジャーの場合に起こりがちな問題です。男性の場合も、優しくすると舐められる傾向はあるのですが、とはいえ「それなりの年齢の男性は、黙っていたらちょっと怖い」のです。

 つまり、通常状態として「中年男性が不機嫌そうにしている」というふうに“見えて”いるわけです。そのため、優しく振る舞うと、むしろ「怖い人が頑張って優しく接してくれている」とポジティブに捉えられるケースが多いのでしょう。

 一方、女性の場合は、「与しやすい」と捉えられてしまう。場合によっては、そのまま「実力がないのに昇格しているから、人柄でごまかしている」などの風評にも発展することもあり得ます。

 そうした中で、「厳しいマネジャー」として振る舞うと、今度は「怖い人だ」とか「近寄りがたい」などの否定的な反応が出てくる恐れがあります。「ヒステリックだ」などと言われてしまうリスクもあります。

 つまり、「気分・感情によって、激しい反応をしている」と誤解されるわけです。

 男女問わず、そうした評価を受けることは、できることならば避けておきたいものでしょう。

 こうした状況への対処のポイントは、3つあります。