武器は「株ノート」と定規とペンだけ

還暦を過ぎてから株式資産1億円を築くと聞けば、最新のツールを駆使したデイトレードや、一部の天才的な相場観を想像するかもしれません。しかし、リョウジさんの手法は驚くほどアナログでシンプルなものです。

特別な才能も、莫大な種銭もない。武器は、「株ノート」と定規とペンだけ。泥臭い手書きの記録と、自分がよく知る少数の銘柄での「うねり取り投資」。
――『「株ノート」で60歳から1億円』より

次々と新しい銘柄に手を出すのではなく、自分が値動きの特徴を熟知している少数の銘柄に絞る。そして、手書きで日々の売買を記録し、一定のリズムで変動する株価の波を捉える「うねり取り」を愚直に継続する

この泥臭い反復と記録が、相場のノイズに惑わされないリョウジさん独自の「投資の羅針盤」となったのです。

投資を「楽しむ」ことで
資産は“雪だるま式”に増える

焦りや欲望に駆られたギャンブル的なトレードは、いつか破綻を招きます。リョウジさんが長年にわたり市場に居続けられた最大の理由は、日々の記録と検証のプロセス自体を楽しんでいた点にあります。

そんな投資を楽しんでいるうち、80歳をすぎてから資産は雪だるま式に膨れ上がり、89歳で、ついに資産1億円を突破した。
――『「株ノート」で60歳から1億円』より

手書きの「株ノート」をつけることで、自分の予測と実際の値動きのズレを修正し、少しずつ精度を高めていく。その成長の過程を楽しむ心の余裕が、結果的に長期的な複利効果を生み出し、80代からの飛躍的な資産拡大をもたらしました。

これから投資を始める方や、いま一つ成果が出ていない方は、情報に振り回される前に、まずは「自分がよく知る銘柄」の記録をつけることから始めてみてはいかがでしょうか。その1本のペンとノートが、あなたの老後資金を増やす武器になるはずです。