その際、社内評価が高いからといって、必ずしもマーケット評価が高いとは限りません。社内では重宝されていても、社外ではニーズが少ない職務もあります。
マーケットでの自分の評価を正確に把握するのは難しいですが、声がかかる人材なのかどうかを測る方法はあります。
自分の市場価値を高めるのは
日々の仕事の積み重ね
『ボスマネジメント 「成果を出している人」が上司と話していること』(難波 猛 著、アスコム、税別1700円)拡大画像表示
たとえば、転職サイトに職務経歴を登録してみる、転職エージェントの担当者と面談をしてみる、キャリアコンサルタントに相談してみる、気になる会社の求人票と自分のスキル照らし合わせてみる。いずれも在職中でも可能な方法です。
自分の市場価値を高めるのは、履歴書に自分の職歴を魅力的に見えるように書くスキルではなく日常の業務経験の積み重ねです。転職や独立する・しないにかかわらず自分の市場価値を高めたいと考えるなら、上司と対話して自分のキャリアに必要な業務を任せてもらうことが必要です。
「仕事の報酬は仕事」という言葉があり、一見すると「やりがい搾取」と映るかもしれません。ただ、長期的に自分の人生とキャリアに自由度を持たせたいなら、「仕事で成果を出し、より成果を出せる仕事を獲得していく」姿勢は重要です。また、「指示されてやる仕事」より「自分が選んでやる仕事」のほうが楽しいはずです。
「言われたことを最低限やる」「決められた作業を決められた手順で行う」といった業務については、今後ますますAIや自動化が担う領域になっていきます。
だからこそ、「自分がやりたい仕事」「自分だから成果を出せる仕事」という自分のWILLとCANを真剣に考え、腰を据えて自分のキャリアをデザインする必要があるのです。成長と変化を伴うキャリア自律を実現できれば、組織の中でも外でも、選択肢を持った状態で働くことができます。
納得できるキャリアと人生を送るためにも、ボスマネジメントのスキルを身につけましょう。







