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「このまま今の仕事を続けていて大丈夫なの?」「評価されているのかどうか実感がない」。そんなモヤモヤを解消する方法を、人事コンサルタント・難波猛さんの著書『ボスマネジメント』(アスコム)から一部抜粋して特別公開します。本書ではその名の通り、上司と建設的に対話し、Win-Winの関係を築くための実務的スキルを紹介しています。今回は「退職代行の意外なデメリット」について解説します。
退職代行を使うことは
決して悪いことではない
「退職代行」も、近年メディアで取り上げられるようになったキーワードです。
本人ではなく、第三者が代わりに退職の意向を伝えるという行為そのものは、昔からありました。主に家族や弁護士が本人に代わって伝えていましたが、近年の特徴は、退職代行をビジネスとして請け負う専門業者が現れ、その手軽さから利用する人たちが急速に増えている点にあります。
退職代行を利用すること自体、私は一概に悪いことだとは考えていません。会社側にも「採用プロセス代行(RPO/ Recruitment Process Outsourcing)」というサービスが存在していますし、「何かしらの業務をアウトソースする」こと自体は否定されることではないと考えています。
むしろ、自分の意見を伝えることも難しい上司や、心身を壊すような環境から抜け出す手段があることは、大切な安全装置だといえるでしょう。
退職代行を利用する理由のひとつにあるのが、上司に対する心理的負担です。弁護士法人mamoriが実施した「退職代行に関する意識調査」では、退職を自分で言えない理由として最も多かったのは「上司が怖い・高圧的」(25.4%)でした。
「上司と話す気力がない」「上司が怖い」「どうせ言っても理解されない」「上司とはこれ以上関わりたくない」……。その気持ちに至るには相当理不尽なことがあったのかもしれませんし、その感情自体を否定はしません。
しかし、上司との対話を一回も行わず、向き合うことを避けたままの選択だとしたら、職場を変えたとしても、また同じことを繰り返す可能性があります。







