頭の回転が昔より遅くなってしまった。
努力すれば、取り戻せるのだろうか?
人生は、思っているよりもずっと短い。限られた時間を「自分第一」で生きるためにはどうしたらいいのだろうか?
その答えが、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』(クリス・ギレボー著、児島修訳)にある。本稿では同書から特別に一部を公開する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)
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「頭が働かない」原因
「最近、頭が働かない気がする」
そんな感覚はないだろうか。
言葉がすぐに出てこない。集中が続かない。考えがまとまるまでに時間がかかる。
すると、多くの人は、「もっと頑張らなきゃ」「集中力を上げなきゃ」と考えてしまう。
だが、ここで見落とされがちなことがある。
頭の回転は、“考える時間”だけで回復するわけではない。
むしろ、脳がずっと緊張状態のままだと、思考力はどんどん鈍っていく。
真面目な人ほど、常に何かを考えている。
移動中もスマホを見る。
休憩中も仕事のことを考える。
気づけば、脳が一度も休めていない。
だからこそ大切なのは、「もっと頑張ること」ではなく、意識的にリラックスする時間をつくることなのだ。
1分間強制的にリラックスしよう
そのヒントになるのが、「1分間、強制的にリラックスする」という考え方だ。
スマホのタイマーをセットして、1日の中でランダムに3回アラームが鳴るようにする。アラームが鳴ったら、「今、私はストレスを感じているだろうか、それとも心地よさを感じているだろうか?」と自問しよう。心地よさを感じていたなら、それを味わおう。それまでしていたことの手を止め、身体のなかの軽さと流れを実感する。手首を軽く叩いて「心地よい」と言い、その感覚を忘れないようにしよう。後でその心地よさの感覚を思い出したくなったら、手首を叩いてみよう。
ストレスを感じていたら、1分間を使って、そこから抜け出そう。立ち上がり、手をぶらぶらさせ、3回深呼吸する。次に、「このストレスを減らすためにできる、一番簡単なことは?」と自問する。最初に思い浮かんだことを信じよう。そして、それを実行して、その勢いでストレスから抜け出し、心地よいほうに向かおう。
この方法を長く続けていけば、ストレスの感覚を察知し、心地よい状態にうまく戻れるようになっていく。
頭の回転が落ちたのではなく、脳が“休めていない”だけということは少なくない。
だからこそ大切なのは、さらに頑張ることではなく、意識的にリラックスする時間をつくることだ。
「今、自分は疲れていないか?」
そうやって、自分の状態をこまめに確認できる人ほど、思考のキレも戻りやすい。
頭の回転が速い人とは、ずっと頑張り続けられる人ではなく、うまく力を抜ける人なのかもしれない。
(本稿は、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』の発売を記念したオリジナル記事です)






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