亡くなった武石知華さん 写真は「辺野古ボート転覆事故遺族メモ」より
沖縄県辺野古沖で小型船が転覆し、研修旅行中だった同志社国際高校の生徒と船長が死亡した。国土交通省と内閣府は、死亡した金井創船長(71)を海上運送法違反の疑いで刑事告発した(5月22日)。亡くなった高校2年生の武石知華さん(17)の遺族は「辺野古ボート転覆事故遺族メモ」というnoteで情報発信を続けている。遺族の許可を得て、全文を転載する。(ダイヤモンド・ライフ編集部)
沖縄研修旅行の異質さ 2
2026年4月5日 15:52
今回から、事故当日からの数日間で、私たちが見聞きしてきたことを書こうと思っていましたが、前回書き忘れた内容を追記しておきます。
平和学習の「あるべき姿」
沖縄や辺野古という場所は、平和、戦争、命、歴史、基地、環境、国防、日米関係、地政学といった、様々な現在進行中の課題を肌で感じることができる場所です。もし学校教育の一環としてここを訪れるのであれば、これらを多面的に考える場が提供されるべきかと思います。しかし、どちらか偏った情報を一方的にインプットされるのであれば、それはもはや「平和教育」ではありません。そのような場に、研修旅行と称して生徒を連れて行くべきではありません。先日、3月24日の松本文部科学大臣の記者会見内でも、コメントがありました。
「平和教育を含め、高等学校の教育を行うにあたり、特定の見方や考え方に偏った取り扱いにより、生徒が主体的に考え判断することを妨げることのないよう留意することが必要である。学習指導要領などで明確にある。」
https://youtu.be/cdYZOQan_X4?t=165
https://youtu.be/cdYZOQan_X4?t=165
抗議船船長、牧師、先生の肩書き
事故当日、インドネシアから沖縄への移動中に視聴した学校側の記者会見の中で、亡くなった金井船長のことを「牧師」「先生」という呼称で校長が呼ぶことに私は違和感を覚えました。当時、私は「知華の他にもう1名、抗議船船長の金井創氏が亡くなった」と報道で聞いていたため、抗議船船長と牧師という2つのイメージが頭の中で全く結びつかなかったからです。







