Illustration: Alex Nabaum for WSJ
低コストで信頼性の高い上場投資信託(ETF)は、投資の基本的な構成要素だ。しかし近年、ETFはますます集中投資型でリスクの高い、あるいは風変わりな戦略へ資金を流し込むための高コストな手段になりつつある。
投資家はETFに慎重にアプローチし始める必要がある。新たに売り出されるETFのあまりにも多くが、投資版のジャンクフードだ。キャンディーやクッキー、フライドポテトでおなかを満たすのと同じように、健康(資産の健全性)を害する可能性がある。
ファンド調査会社モーニングスターによると、今年は5月中旬までに466本のETFが新たに設定され、運用資産は計623億ドル(約9兆9160億円)に達している。その年間経費率は平均0.69%だ。
これは、多くの従来型インデックスファンドの20倍以上だ。新たに登場したETFの10本中6本は少なくとも年0.5%の経費率を設定しており、さらに5本に1本は少なくとも年1%を徴収している。
最新のETFのうち、インデックスファンドはわずか16%しかない。今年上場されたETFの25%超では、運用成績が単一の株式やコモディティー(商品)、またはその他の資産の値動きに左右される。これは分散投資の正反対の考えであり、筆者が「非分散化」と呼んでいるものだ。数十本が暗号資産(仮想通貨)に特化しており、その多くがデジタル資産の日次リターンを2倍にすることを目指している。








