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いつもニコニコしている「感じのいい人」は、そもそも怒りを感じない温厚な性格だと思っていませんか?実は違います。彼らも日常で理不尽なことにイラッとしていますが、人間関係を壊さないための「ある技術」を使っているだけなのです。では、彼らがイラッとした瞬間に「絶対にやらないNG行動」と、「こっそりやっている秘密の習慣」とは一体何なのでしょうか?怒りに振り回されない感情コントロールの極意に迫ります。(文/心理学者・立正大学客員教授 内藤誼人)
怒りを顔に出さない
「感じのいい人」の正体
感じのいい人は、イラッとすることがあっても、すぐに不機嫌な顔を見せません。
もちろん、感じのいい人でも腹が立つことはあります。理不尽なことを言われればムッとしますし、失礼な態度を取られれば傷つきもします。怒りの感情がないわけではありません。人間なのですから、当然です。
ただ、感じのいい人は、怒りをそのまま表情や言葉に出しません。イラッとした瞬間に、すぐ反応しないのです。
ここが大きな違いです。
怒りを感じた瞬間に、口をとがらせる。相手をにらむ。きつい言葉を返す。ため息をつく。こうした反応をしてしまうと、相手との関係は一気に悪くなります。たとえ相手に非があったとしても、こちらの態度まで悪く見えてしまえば、「感じの悪い人」という印象を持たれかねません。
感じのいい人は、そのことをよくわかっています。だから、怒りを感じても、すぐには外に出しません。深呼吸をする。心の中で数を数える。「落ち着こう」と自分に声をかける。ほんの数秒の間をつくることで、怒りを言葉や表情に直結させないようにしているのです。
これが、感情コントロールの基本です。
ここで大切なのは、怒りを無理に押し殺すことではありません。怒りを感じてはいけない、という話でもありません。怒りは自然な感情です。大切なのは、怒りに気づき、そのまま相手を傷つける態度に変えてしまわないことです。







