今世紀はプライバシーにとって優しくはなかった。インターネットの台頭、位置情報を追跡するスマートフォン、何千社もの企業によって飲み込まれる私たちの無数のデータ、至る所で爆発的に増殖する監視――。さらに最近では、急速に進化する人工知能(AI)技術が私たちに関する膨大なデジタル記録を分析し、ほとんどあらゆることを推測できる。筆者は普段、何が間違った方向に進みかねないのかを考えている。空が落ちてくると悲鳴を上げるチキン・リトル(訳注・英国の物語に出てくるひよこ)よりも頻繁に、ディストピア(暗黒世界)に向かっていると嘆いてきた。物事は予想通りには進まず、実際には悪化している。このため、プライバシーに関して何が正しい方向に進み得るのかについて記事を書くには、筆者はかなり意外な人物だ。しかし、うまくいくかもしれないことが間違いなくあり、それが変化をもたらすのを助けるかもしれない。ただ、正しい方向へと後押しすることが必要ではある。
AI時代、プライバシーどう守る
現在の法律は機能しておらず、データ保護の責任は企業に負わせるべき
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