米シリコンバレーのベンチャーキャピタル(VC)は、人工知能(AI)による淘汰(とうた)を免れて成長が見込める投資先を必死に探している。メッセージアプリ「スナップチャット」を運営する米スナップ、米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズなど、ソフトウエアやインターネットサービス、ソーシャルメディア関連企業に早くから出資していた投資家たちは、自分たちがよく知る分野の外に目を向け、AIブームに関連した物理的技術や素材に投資し始めている。投資先はチップや電力、製造などのAIインフラにとどまらず、「フィジカルAI」と呼ばれる幅広いカテゴリーにも及ぶ。フィジカルAIとは、現実世界の複雑な作業を理解して実行できる、自律型機械だ。