ちょっと時間があるとすぐスマホを触ってしまう。「やらなければいけないこと」も「いつかやろうと思っていたこと」も先延ばし。あっという間に1週間が過ぎている。「私の人生、このままでいいのか?」――そんなふうにふと、人生を立ち止まりたくなった人におすすめの1冊があります。書籍『人生アップデート大全――停滞した自分を変える66の習慣』(池田貴将著)は、「世間から見た成功」ではなく「自分にとっての成功」を軸に、1度きりの人生を心から満足のいくものにするための1冊です。本書の発売を記念して、本書より一部抜粋・再編集して紹介します。
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習慣ナンバー1:スマホを視界に入れない
私の人生を変えてくれたものの1つに、「スマホが視界に入るだけでどれほど影響があるか」を調べた実験があります。
大学の授業で、あるグループにはスマホを机の上に置いたまま受講してもらいます。触ってはいけない。ただそこに置くだけ。
もう一方のグループは、スマホをバッグの中に入れ、見えない状態で受講してもらいます。もちろん触ることもできません。
つまり、両者のちがいはただひとつ。「スマホが見えるか・見えないか」だけ。
どちらも実際には触らないのに、それだけで結果が大きく変わったのです。
そして、授業のあとに、理解力テストをしました。
結果は?
明らかに、スマホが見えないところにあるグループのほうの成績がよかったのです。
スマホが見えるだけで、理解力が下がる
1回の授業ですら、明確な差が出ます。
それなら、1年でいくつもの授業を受けるとどれほどの差になるでしょうか?
授業だけでなく、会議や読書でも同じです。
スマホが見えるところにありながら、読書をしていると、単純に理解力が下がっていくわけです。
「振動」も思考の邪魔になる
また、スマホは「振動」が気にならない場所に置いておくことも大事です。
とくにポケットなど、肌で伝わる距離に置いてしまうと、常に気になっている状態になります。
「あれ、スマホが振動したかな?」と思って、ポケットからスマホを取り出してみたら、自分の勘違いだった、という経験をした人も多いのではないでしょうか?
この現象は、「ファントム・バイブレーション・シンドローム(幻想振動症候群)」と呼ばれ、悩んでいる人もいるくらいです。
注意力が分散すると、衝動に振り回されやすくなる
スマホがあることで、自分の注意力という最高の資産が削がれてしまいます。
認知神経学者で心理学者のエカテリーナ・デンコヴァによると、私たちは注意力が分散すると、「マスタリー脳」という人生をアップデートすることに使える脳よりも、「原始脳」という、衝動や短期欲求に振り回されやすい脳のスイッチが入りやすくなるそうです。
あちこちに注意を向けていると、「警戒モード」になるため、脳が深い思考ではなく、浅い思考になってしまうのです。
スマホを時計がわりにしている人は要注意
スマホをよく見てしまう人は、「時計」を買うのも大事な戦略です。
「時間を確認したいから、スマホを見る」→「通知がきている」→「アプリを開いたら気になる情報がある」と流れてしまったら、時間があっという間に消えていきます。
私の知人はそのことに気づいて、家の複数の場所に時計を置き、腕時計を買いました。
人は1日に30~40回も時計を見ている
人は1日に何回「今の時間」を確認すると思いますか?
アップルウォッチの調査によると、1日に30~40回ほど時計を見ているそうです。
それをスマホで確認するのであれば、30~40回の時間を浪費するリスクがあるということ。
時間を見るだけのつもりだったのに、メールを見て、SNSを見て……とスマホでスクロールを繰り返していると、脳は注意力が分散したモードになってしまいます。
スマホを見えない場所に置くだけで、深い集中力を取り戻せる
集中したいときは、スマホを隣の部屋に置くか、バッグの中にしまいましょう。
1つの環境で1つの活動しかできないようにすることで、深い集中力を取り戻せます。
(本原稿は『人生アップデート大全』の一部抜粋・再構成を行ったものです)











