本当の「幸せ」を得るには何をすべきか?
人生は、思っているよりもずっと短い。限られた時間を「自分第一」で生きるためにはどうしたらいいのだろうか?
その答えが、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』(クリス・ギレボー著、児島修訳)にある。本稿では同書から特別に一部を公開する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)
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「幸せ」が成り立たない理由
「それ、何の役に立つの?」
そんな言葉を聞いたことはないだろうか。
大人になるほど、私たちは何かをするときに「意味」や「成果」を求めるようになる。
勉強は将来のため。仕事は評価のため。
趣味でさえ、上達や収益化が求められることがある。
そして気づかないうちに、「人からどう見られるだろう」「無駄だと思われないだろうか」と考えるようになる。
本当はやってみたいことがあるのに、周囲の目が気になって踏み出せない。
好きなことなのに、「役に立つのか」と考えてやめてしまう。
だが、本当に幸せな人は少し違う。
人の目や損得だけではなく、自分が心からやりたいと思えることを大切にしている。
「生きている」という実感を味わおう
実は、その背景には、現代人ならではの考え方がある。
現代社会には、「何らかの行動をするからには、そこに何らかの有益性が伴わなければならない」という考えがある。そのため私たちは、目標の達成や良好な人間関係に役立たない何かをすることに、違和感や居心地の悪さを覚えるのだ。自分をもっと幸せにしてくれるアイデアがあると直感的に思っていても、それが有益な何かをもたらさないと、ためらいを感じてしまう。だから私たちには、有益性にとらわれずに自分の本当にやりたいことへと向かわせてくれる後押しや助けが必要かもしれない。
そのためのヒントを紹介しよう。もっと幸せになり、そして不安を減らすためには、「生きている」という実感を味わえることに意識を向けるといい。(~省略~)1日を通して自分の行動にもっと注意を払うように努めるのと同じように、生き生きとした気持ちになる瞬間に注意を向けてみよう。
だからこそ、本当に幸せな人は、人の目を気にしすぎない。
誰かに認められるためではなく、自分が楽しいと思えることをやる。
役に立つかどうかではなく、「やってみたい」という気持ちを大切にする。
そうした小さな選択の積み重ねが、「生きている実感」につながっていくのだ。
人の目ばかり追いかけていると、幸せはいつまでも他人次第になる。
だが、自分の心の声に耳を傾けられるようになると、幸せは少しずつ自分の手の中に戻ってくる。
「役に立つか」ではなく、「自分が生きていると感じられるか」。本当に幸せな人は、その基準で人生を選んでいるのだ。
(本稿は、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』の発売を記念したオリジナル記事です)









