本当の意味での「優しさ」とは何なのか?
人生は、思っているよりもずっと短い。限られた時間を「自分第一」で生きるためにはどうしたらいいのだろうか?
その答えが、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』(クリス・ギレボー著、児島修訳)にある。本稿では同書から特別に一部を公開する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)
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本当に「優しい人」の特徴
「優しい人」と聞くと、多くの人は、人に親切にできる人を思い浮かべる。
だが、長く人を見ていると、本当に優しい人には、もう1つ共通点があることに気づく。
それは、「弱さ」を責めないことだ。
疲れて動けない人。失敗してしまった人。頑張りたいのに頑張れない人。
そういう人を見ると、厳しい人ほど、「甘えている」「もっと頑張ればいいのに」と考えてしまう。
しかし、本当に優しい人は違う。
人間はいつも完璧にはできないことを知っている。
自分自身も、思うようにできなかった経験があるからだ。
だからこそ、他人の弱さを許せる。
そして実は、この姿勢は自分自身に対しても同じである。
「ちゃんとできなかった」「理想通りにできなかった」
そんなときに自分を責め続けるのではなく、まずは今できることをやればいい。
「物事はほどほどに」という考え方
そんな考え方について、次の言葉はとても参考になる。
私はヘロンが挙げた、「面倒なら、マクドナルドに行けばいい」という例えが好きだ。このアドバイスに、抵抗を示す人もいるかもしれない。「ファストフードは体に悪いから、私は絶対に行かない!」という声が聞こえてきそうだ。しかし、何も食べずにつらい思いをするくらいなら、何でもいいから食べたほうがいい。次にスーパーに買い物に行ったときに、健康にいい食材を買えばいい。とりあえず今は、ビッグマックを食べる。食べること自体はいいことだ。カウンセラーで作家のKC・デイビスも、物事をほどほどにやることを勧めている。デイビスは「不要なものはすべてリサイクルしなければならない」というプレッシャーを感じて家の掃除を先延ばしにしてしまうくらいなら、ただ捨ててもいいとアドバイスしている。もちろん、リサイクルはいいことだし、毎日マクドナルドばかり食べるのは体によくない。しかし、どうしても気が進まないときは、何もしないよりは何か行動を起こすほうがいい。行動を起こせば、状況を改善できる。そのうえで、次回は違った選択をすればいい。
――『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』より人は誰でも、思うようにできない日がある。
そんなときに責めるのではなく、
「それでも大丈夫」と受け止められること。
他人に対しても、自分に対しても、その姿勢を持てる人こそ、
本当の意味で優しい人なのかもしれない。
(本稿は、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』の発売を記念したオリジナル記事です)









