ビル・ゲイツ氏ビル・ゲイツ氏 Photo:Sipa USA/JIJI

老後資金への不安や物価高を背景に、投資への関心はかつてないほど高まっている。しかし、巨万の富を築いた投資家たちは、単に「もうかる銘柄」を探していたわけではない。世界的投資家のウォーレン・バフェットや、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツは、一般的な成功論とは異なる独自の価値観と判断基準を持っていた。凡人とは正反対ともいえる彼らの発想から見えてくる、本当に豊かな人生を実現するためのお金との向き合い方とは何か。※本稿は、人気ポッドキャスト番組のホス&ホップ著、伊達信夫訳『毎日が必ずうまくいく366のヒント』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を抜粋・編集したものです。

バフェットが考える
真の成功者の条件

「普通の成功者と真の成功者の違いは、後者がほとんどすべてに対してNOと言えることにある」。

 こう言ったのは伝説的投資家ウォーレン・バフェットだ。投資家であり起業家でもある彼は、バークシャー・ハサウェイを世界有数の成功した持株会社へと育て上げ、その成果は世界で最も高額な同社の株価にも如実に反映されている。米国においてバークシャー・ハサウェイは、最大の納税者の一つであり、バフェット自身も世界有数の大富豪である。

 実際に彼に会えば、思慮深く、謙虚で、言葉を発する前に熟考する人物であることが分かる。多くの人々が彼の言葉を人生の指針としているのも不思議ではない。

 なぜ「ほとんどすべてにNOと言う」ことが正しいと言えるのか。その理由は、人生には数えきれないほどの機会が溢れているものの、その大半はあなたの真の目標や価値観とは一致しないからである。優先順位を冷徹に決めて、あなたにとって最も重要なことだけに集中することが重要だ。そうして初めて、長期的にわたり揺るぎない成功が実現するのである。