スペースXのIPO(新規株式公開)が、いよいよ目前に迫ってきた。公開価格は1株135ドル(約2万1600円)、上場予定日は2026年6月12日だ。前回記事「『まさか日本でも買えるなんて!』イーロン・マスクのスペースX IPO 日本人も楽天・SBI・みずほで争奪戦に参戦可能!」でも紹介した通り、日本ではみずほ証券、楽天証券、SBI証券の3社で申し込みできるようになる見通しだ。気になるのは、「このIPOは本当に申し込んでいいのか」「公開価格は割高ではないのか」「上場後はどう動くべきか」という3点だろう。IPOに詳しいザイアナリストの小林大純さんと、米国株のプロ、マンハッタン・グローバル・フィナンシャルCEOの森崇さんに解説してもらった。(今村光博、ダイヤモンド・ザイ編集部)
※本記事の内容は2026年6月9日時点。1ドルは160円で計算。IPO時期や想定時価総額、個人投資家向け配分などは取材時点の観測に基づくため、実際の上場時期や条件は変更される可能性がある。
日本での売出額は最大4000億円!
個人投資家にも当選チャンスあり
写真:楽天証券HP
史上最大級のIPOとして注目を集めるスペースX(ティッカー:SPCX)の上場が目前に迫っている。想定時価総額は約1兆7764億ドル(約283兆2000億円)、公開価格は1株135ドル(約2万1600円)。スペースXは約5億5555万株を新規発行し、そのうち約1481万〜1851万株を日本国内で募集する。国内の募集額は、投資家の需要が強かったことから、最大20億ドル(約3200億円)から20億〜25億ドル(約3200億〜4000億円)に引き上げられた。日本ではSBI証券、楽天証券、みずほ証券を通じて申し込める。
SBI証券と楽天証券とでは、6月5日から申込受付が始まっている。申込期限は、SBI証券が11日午前10時59分まで、楽天証券が12日午前6時まで。抽選結果は、SBI証券が11日午後8時以降、楽天証券が12日午前9時30分ごろに発表される。一方、みずほ証券の申込受付は12日のみ。抽選は行われない。写真:みずほ証券HP
拡大画像表示
「スペースXほど注目を集めるIPOなら、『どうせ当たらない』と思う人も多いでしょう。ただ、日本国内での売出し金額は最大4000億円規模です。規模の大きさを考えると、当選のチャンスはある」(小林さん)
一方で、募集規模が大きいことは、上場後の株価にとって必ずしもプラスとは限らない。
「公開時点で多くの投資家の需要を吸収してしまうため、上場後に市場で新たに入る買い注文が少なくなるかもしれません。また、一定の売りも出るとみられるため、上場後に需給がやや緩む点は気になります」(小林さん)
IPOは申し込む価値あり!
ただし初値後は利益確定も選択肢
では、スペースXのIPOには申し込むべきなのか。小林さんは「参加する価値は十分ある」とみている。







