実業家のイーロン・マスク氏が立ち上げた民間宇宙企業「スペースX」のIPOが話題だが、日本にも、宇宙関連事業を展開する企業はたくさんある。そこで、今回はスペースX効果で注目を集めそうな宇宙関連株を紹介! 個別株を選ぶのが難しいと感じる人には、宇宙関連株を組み入れた投資信託も紹介するので、投資の参考にしてほしい!(鈴木豪、ダイヤモンド・ザイ編集部)
「スペースX」が前例のない規模のIPO株として上場!
宇宙関連株への投資の機運が高まるか?
2026年6月、米国で過去に例のない超大規模なIPO(新規上場)が予定されている。上場するのは、テスラのイーロン・マスク氏が率いるロケット企業「スペースX」だ。
米国での報道などによれば、スペースXの推定時価総額は約1.75兆~2兆ドル(約260兆~300兆円)で、米国の巨大IT企業群マグニフィセント・セブン(アップル、マイクロソフト、アルファベット、アマゾン、メタ・プラットフォームズ、エヌビディア、テスラ)に名を連ねる企業に匹敵するほどの規模だ。
寄せられる期待も大きい。現時点のスペースXの主な収益源は、衛星インターネットサービス「スターリンク」で、すでに数百万人のユーザーを抱えている。かつて、宇宙ビジネスといえば「夢」であり、稼ぐことは二の次という時代が長かったが、今や「稼げるビジネス」へとフェーズが変わったことを証明している。
さらに、スペースXは火星探査を見据えた超大型ロケットの開発も進める。将来的に、宇宙輸送コストの劇的な低下に貢献し、そこから関連産業の裾野が爆発的に広がる見通しだ。
そんなスペースXのIPOは、日本の宇宙関連株にとっても起爆剤になると見られている。ザイ・アナリストの小林大純さんは、次のように話す。
「高市政権の成長戦略では、宇宙関連事業も『戦略的17分野』に選定され、重点投資の対象になっています。また、米国主導の月探査『アルテミス計画』などの政策への期待で、宇宙花蓮株は株価が押し上げられやすい土壌があります。特に、防衛省による衛星網整備事業は注目。これで、赤字が先行していた衛星関連の新興企業が黒字転換する見通しが立ち、投資対象としての信頼性が一気に高まりました」(小林さん)








