人と会うのが不安......。と感じることはありませんか? そんな人に1番おすすめしたい習慣が「人日記」(ひとにっき)です。「人日記」は、「今日会った人の名前」を書く日記です。感想は一切書きません。本記事では、新刊『人日記 1日1分、会った人の名前を書く』(内山厳・著)から、「人日記」を書くメリットを紹介します。
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「人日記」を書くメリット
「会った人の名前」を書く「人日記」のメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
一つ目にあげられるのが、「予習」です。
人と会う約束は、楽しみでもある反面、私のように「気にしい」で心配性な「繊細さん」気質の人間に限っては、少なからず不安を伴うものです。
「会ったらまず何から話せばいいんだろう?」
「うまく話せるだろうか?」
「失礼がないだろうか?」
気になることを考え始めたらキリがありません。
そんな不安を和らげてくれるのが、「人日記」を使った予習の習慣です。
予習といっても勉強ではないので、何かを必死に暗記したり、完璧な会話のシミュレーションをしたりするわけではありません。
予定が入ったら、少しだけその人のことを思い出したり、想像したりして、考える時間を持つ。
そのように心の準備を整え、自分を安心させる儀式みたいなものです。
「人日記」で記憶を呼び覚ます
たとえば、久しぶりに会う約束をした人がいたら、まず「人日記」でその人の名前を探します。
すると、「◯年◯月◯日、◯◯さん、◯◯の件」という記録が見つかるでしょう。
同時に、名前と出来事のキーワードがフックとなり、そのときの光景が、古いアルバムをめくるように、頭の中に蘇ってくると思います。
私の場合、その場の「風景」として記憶が呼び覚まされることが多いです。場所の雰囲気、部屋の明るさ、机の配置……。
私はこれを、演劇のトレーニングで使う「センスメモリー(感覚の記憶)」と呼んでいます。
五感にまつわる記憶をたどることで、単なるデータとして記録した名前が、温かみのあるリアルな体験として蘇ってくるのです。
もしそこまで思い出せなくても、「人日記」は記憶を呼び覚ますスイッチとなります。
名前と会った日付がわかれば、当時のメールを検索したり、名刺や手帳に書き込んだメモを見返したりすることができます。
情報をたどると、「あの人はこのとき、こんな話をしていたな」「この人は◯◯に興味があると言っていたな」と具体的なエピソードが思い出され、次に会うときの会話のきっかけが自然と生まれて、安心できるのです。
(本記事は『人日記 1日1分、会った人の名前を書く』の抜粋記事です)








