日記や早起き、読書などを毎日続けようとしてもなかなか続かないことってありますよね。そんなときに試してほしいのが、「会った人の名前」を記録する新しい日記です。その名も「人日記」(ひとにっき)。本記事では、新刊『人日記 1日1分、会った人の名前を書く』(内山厳・著)から、6月から始められる、三日坊主の人でも続く習慣を特別に公開します。
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三日坊主の人でも続く「人日記」
日記と聞いて、あなたはどんなものを思い浮かべるでしょうか。
その日の出来事や感じたことを記録する秘密の日記。
目標や夢を書いて達成していく自己成長のための日記。
私もかつて何度か日記にチャレンジしましたが、どれもあえなく「三日坊主」で挫折してしまいました。
たとえ日記でも、自分の感情や考えを言葉にするのは気恥ずかしい。
「後で誰かが読むかもしれない」と思った瞬間、何も書けなくなってしまう。その連続でした。
「人日記」のヒントはフランス人から
そんな私が「人日記」の最初のヒントを得たのは、中学生の頃です。
母の友人のフランス人が我が家を訪れたとき、何気ない会話の中で彼女が「若い頃から、その日会った人の名前を日記に記録しているの。あなたのお母様と初めて会った日のことも、調べればすぐにわかるわ」という話をしてくれたのです。
当時は聞き流してしまったのですが、その記憶が鮮やかに蘇ったのは、2009年の春。
私のキャリアに大きな転機が訪れたときでした。安定収入が断たれ崖っぷちに立たされた私は、「人見知りで営業活動などできない私が、この先どうやって仕事をつないでいけばいいのだろう?」と自問自答しました。
そのとき「人」のご縁の重要性を痛感し、先のフランス人の言葉が蘇ってきたのです。
そして、「仕事を続けていくうえで、人はかけがえのない資源(リソース)だ。これからは、会った人の名前を日記にすべて記録していこう」と心に決めました。
斎藤実の日記に衝撃を受ける
問題は「どのように記録するか」でした。
私は日記が大の苦手でしたから。そのとき、もう一つ思い出した記憶が、大学の卒業論文のために読んだ、昭和戦前期の総理大臣、斎藤実(まこと)の日記でした。
非常に貴重な史料だからじっくり読まなくてはと身構えていた私は、拍子抜けしました。
その日記は、単なるスケジュール帳のようで、「いつ」「誰と会ったか」の事実の羅列だけだったのです。
「これも日記なのか!」
その発見の衝撃から、事実だけを記録するなら続けられるかもしれないと、「人日記」というアイデアを思いつきました。
実際に始めてみると、書き始めて1分ぐらいで終わることがほとんどです。
まるで、歯磨きや着替えをするのと同じような感覚で、自然と「人日記」の習慣が身についていきました。
(本記事は『人日記 1日1分、会った人の名前を書く』の抜粋記事です)








