「考えすぎから解放された!」「想定外の考え方に救われた!」
そんな感想が届いているのが『STOP OVERTHINKING――思考の無限ループを抜け出し、脳が冴える5つの習慣』だ。不安から解放される「54321法」、「カンバン方式」によるストレス解消法などが収録され、世界150万部突破・39か国で刊行されたベストセラーはAmazon.comで15000レビューを超えた。今回はライターの柴田賢三氏に本書を読み解いてもらった。(構成/ダイヤモンド社・寺田庸二)
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すべて「それなり」なのに心は「曇り空」
明確な理由はわからないが、なぜだか最近、気分がすぐれない。
仕事は順調とは言い難いが、それなりにこなせている自覚はある。
娘が思春期に入り、かつてのようには接してくれないし、妻との距離感も微妙だが、家族仲もそれほど悪くない。
腰や肩は慢性的に痛むし、健康診断で数値の悪い項目もあるが、本格的な治療を要するほどでもない。
異常な物価高でスーパーに行くたびに落ち込むが、必要最低限の生活必需品まで削らなければいけないほど家計が追い詰められているわけでもない。
なのに、心はずっと「梅雨時のような曇り空」だ。
まずは「地味なストレス」の解消から
大きな悩みがないだけに、よけいに対処に困る。なにかクリアしなければならない重大な問題を抱えていれば、それを解消するための努力をはじめることもできるが、思い当たるものはない。
いわゆる「地味なストレス」を感じる要因はたくさんあるが、これも解消するための努力をするほどじゃない。そう思っていたが……。
すると、世界150万部突破のベストセラー『STOP OVERTHINKING』の中に、こんな一文があった。
――『STOP OVERTHINKING』(P.58)
著者のニック・トレントンは、土曜の朝の混雑時にスーパーに買い物に行くのがストレスになるなら火曜の夕方などにまとめ買いをしてみるとか、どうしても土曜の朝にしか時間がとれないのであれば、イヤホンで音楽やオーディオブックを聴きながら買い物すればいいとアドバイスしている。
少し「晴れ間」が見えただけで……
この一文に出会ったのは金曜の夜、ベッドの中だった。
長年、使っているベッドパッドの四隅の固定用のゴムが伸び切って、シーツの中でズレるのを毎回なおす「地味なストレス」に気づいた。
翌日の土曜の午前中、量販店に行って新しいベッドパッドを買ってみた。
店員におすすめされた「シーツと一体型のボックスパッド」。少し想定予算はオーバーしたが、それでも数千円。地味なストレスを解消するには“お、ねだん以上”だった。
これだけでは心も梅雨明けのような快晴にはならないが、少し晴れ間は見えた気がした。
本書によりストレスを解消するヒントは、身近なところにいくつもありそうだと気づくことができた。
(本稿は『STOP OVERTHINKING――思考の無限ループを抜け出し、脳が冴える5つの習慣』に関する特別投稿です)









