バルト3国の一つで人口130万人のエストニアが、10年生と11年生(高校1年生と2年生に相当)の全員に、学校で使うための「チャットGPT」のアカウントを配布した。この実験の結果がどうなるかは誰にも分からない。エストニアは人工知能(AI)革命の初期段階で、大半の高校生が学校の勉強をチャットボットに押し付けていたことに気付いた。同国はこの新技術を禁止するのではなく、いちかばちかの一見逆説的な介入に乗り出した。今年に入って2万人近い生徒に無料のチャットボットを配布し、教育方法の見直しを進めている。エストニアが取り組んでいる問いは、学術機関と職場に共通する普遍的なものだ。それは、AI時代において、人間がどの程度まで思考すべきか、そして人間のAI依存をいかにして防ぐかというものだ。
AIによる「脳劣化」どう戦うか 学校で大規模実験
エストニアの高校生にチャットGPTを無料配布し調査
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