スイス国民を祝福したい。14日、同国民は移民を巡る懸念への有害な過剰反応となりかねなかった提案を否決した。人口制限の誘惑に駆られる他の国にとっても良い教訓となる。今回の国民投票はスイスの人口上限を1000万人とすることを諮るものだった。スイスは米ミシガン州のアッパー半島とほぼ同じ大きさで、人口は約910万人。人口は21世紀になって約25%増加している。人口制限策は、ゼロ成長を求める環境重視の左派と、文化的・国家的なアイデンティティーを求める右派から支持されている。スイスは概して優れた統治が行われており、欧州の他の地域で一般的な税率などの問題から逃れたい人たちにとって、この国が魅力的なのは理解できる。今回の国民投票で問われた案は、人口が950万人に達した時点で何らかの人口制限策を導入するというものだったが、スイス国民は反対55%でこの案を否決した。これは、スイス国民が、孤立した民族居住地になるよりも、人材を喜んで受け入れる欧州の一国でありたいと考えていることを示す、説得力のあるメッセージだ。
【社説】スイス国民、人口制限を否決
国民投票は移民に対する懸念への過剰反応
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