人工知能(AI)開発の米アンソロピックは、トランプ政権との間で発生したAI輸出規制を巡る対立の早期解決を急いでいる。同社の最も強力なAIモデルに対する輸出規制を解除しようと、週末に政府当局者と会合を開き、技術部門の幹部を首都ワシントンに派遣した。トランプ政権は12日、外国政府・企業・個人によるアンソロピックのAIモデル「フェイブル5」および「ミュトス5」の使用を禁止した。これを受け、アンソロピックは規制を順守するため全ユーザーのアクセスを遮断した。一部の外国生まれの同社従業員を含む多くの外国政府・企業・個人が、今回の規制の対象となったと明らかにした。事情に詳しい複数の関係者によると、政権幹部とアンソロピックの経営陣は13日に数時間にわたり電話会議を行い、フェイブル5について協議した。フェイブル5は、アンソロピックの強力なAIモデル「ミュトス」を一般向けに簡略化したバージョンだ。協議の参加者には、ハワード・ラトニック商務長官、国家サイバー長官室のショーン・ケアンクロス長官のほか、アンソロピックの共同創業者でコンピュート部門最高責任者のトム・ブラウン氏、同社の公共政策責任者であるサラ・ヘック氏が含まれたという。