「仕事ができる人」が有給休暇をとるときにやっていること。
優秀なマネージャーは、「少しだけ演技」する。あえて「演じること」を選べば、「部下に信頼される」「会社に評価される」「自分も疲れない」職場になる。そんなリーダーの実践的なふるまい方をまとめたのが、『3000件の職場の悩みを解決したプロが教える リーダーのふるまい大全』(本田淳也著)である。本稿では、同書の内容を一部抜粋して紹介する。
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あえて「理由」は言わない
会社には年5日の有給休暇を取らせる義務があります。
退職前の有給休暇消化は定番ですが、普段の申請理由やタイミングは職場ごとにさまざまです。
でもこんな風に有給休暇の理由を伝えるのは不適切です。
「パチンコの開店日だから有給休暇を取りたいんです」
有給休暇の目的は心身のリフレッシュであり、会社に細かい理由を伝える義務はありません。
会社内の独自のルールとして、理由を伝える必要があるとしても、
詳細な理由は述べずに当たり障りのない理由を伝えるのがよいでしょう。
周囲の人の「本音」
ただし、現場の空気は法律だけで動いていません。
リーダーや同僚から必ず出てくるのは、この「本音」です。
「有給をとることは義務だから……。でも、こんなに忙しいときにとっちゃうの?」
「あの人が休んだら、私の仕事が倍になるのに……。」
ここが職場のリアルな声です。
だからこそ、「有給をとる側」の段取りも必要なんです。
「一番忙しい日を外して申請します。調整済みです」
「明日の分、今日中に終わらせておきます」
ここまでしていると、周囲からの不満は生まれにくくなります。
逆に、調整もフォローも一言も無いと、制度上OKでも「また?」、「空気読んでくれよ!」と見えやすくなります。
リーダーの役割は「言語化して伝えること」
でも、このように理解している社員はあまりいません。
ここでリーダーが、それを言語化して伝えるのです。
「有給休暇は権利だから、理由は関係ない。でも、みんなが気持ちよく働くには配慮も大事なんだ。忙しい日を外すとか、誰かにフォローを頼んでおくとか。そういう一言があるだけで、周りの見方は変わるよ。」
「有給休暇を取りやすい職場」は、ルールではなく、日々の信頼関係によってつくられるのです。
リーダーができることは、その意識を育てることです。
(本稿は、『3000件の職場の悩みを解決したプロが教える リーダーのふるまい大全』の発売を記念したオリジナル記事です)









