「人が辞めがちな職場」には理由がある。
優秀なマネージャーは、「少しだけ演技」する。あえて「演じること」を選べば、「部下に信頼される」「会社に評価される」「自分も疲れない」職場になる。そんなリーダーの実践的なふるまい方をまとめたのが、『3000件の職場の悩みを解決したプロが教える リーダーのふるまい大全』(本田淳也著)である。本稿では、同書の内容を一部抜粋して紹介する。
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気軽すぎるビジネスチャットの落とし穴
メールより気軽にできるビジネスチャットを利用している会社が多くなりました。
LINEやSlack、Chatworkなど、便利なツールが職場に浸透しています。
しかし、気軽な反面、休日でも目にしたり、気にしてしたりしてしまうことが多いです。
休日や休憩とは、本来「労働から完全に離れた状態」を指します。
ところが、スマホに会社のチャットアプリが入っていると、完全に離れることができません。
確かに休日でも、会社からの電話待ちや呼び出しの可能性があるときは、休みでも休んだ気がしません。
それと同じことが、ビジネスチャットによって日常化しているのです。
休みなのにリフレッシュできない
特に最近多いのは、「社員全員が同時に休日をとらない会社」に関する相談です。
自分は休みでも、会社は動いています。
そのため、Slackに通知が来る。
それが気になって見てしまうことで、頭が休日モードから仕事脳に切り替わってしまうのです。
結果として、休みなのにリフレッシュできず、翌日からまた疲れた状態で出勤することになります。
これが積み重なると、心身ともに消耗していきます。
リーダーがルールを決める
そこで大事なのは、リーダーのルール決めです。
緊急時以外は、終業時刻後や休日のビジネスチャット禁止
――こうしたルールを明確にすべきです。
そして何より重要なのは、「休日はビジネスチャットを見なくていい」という宣言をリーダー自らが行うことです。
「休みの日は完全に仕事を忘れるよう努力してください」
この一言を部下に伝えるだけで、部下の心理的な負担は大きく軽減されます。
リーダーが明確に「見なくていい」と伝えることで、初めて部下は安心して休めるのです。
退職を防ぐオンオフの切り替え
退職を防ぐために、オンとオフの切り替えに注力してほしいのです。
便利なツールが、かえって部下を疲弊させていないか。
その視点を持つだけで、職場の離職率は確実に下がりますし、パフォーマンスも上がります。
(本稿は、『3000件の職場の悩みを解決したプロが教える リーダーのふるまい大全』の発売を記念したオリジナル記事です)









