「やりたいこと」「やるべきこと」全部やっても、消耗せずにエネルギーがどんどんわいてくる!
一級建築士・コクヨの社員として成果を出しながら、サウナプロデューサーとして社外でも忙しく活躍する川田直樹氏が「体」「時間」「環境」「思考」「心」「人間関係」をととのえるための具体的な習慣術を書いた『ととのえる。―超忙しくてもいつもご機嫌な人の習慣術―』(ダイヤモンド社刊)。タスクにあふれる現代人のための人生コンディショニングの書として話題の本書の発売を記念し、抜粋・編集して、記事を紹介していきます。

鬼のように忙しい日ほど、最初にやると仕事がはかどる意外なことPhoto: Adobe Stock

デスクや部屋の乱れは、「心の乱れ」に

 仕事が山積みで、一分一秒を惜しんでパソコンに向かいたいとき。ふと視線を上げると、デスクには書類が散乱し、部屋の隅には脱ぎ捨てた服がたまっている……。そ
 そんな「鬼のように忙しいとき」こそ、あえて仕事を後回しにして、身の回りを片づけましょう。

 なぜなら、「部屋の乱れは心の乱れ」だからです。もし自分の部屋やデスクがぐちゃぐちゃになってきたと感じたら、それは「思考の余裕がなくなり、優先順位が整理できていない」という自分からのサイン。

 そんな乱れた環境のまま無理やり仕事に向き合っても、脳の片隅には「掃除できていない」「資料もぐちゃぐちゃ」といった「負のオーラ」がチラついてしまいます。

 自分の身の回りさえコントロールできていないという感覚は、無意識のうちにモチベーションを削ぎ、仕事の質を下げてしまいます。

 だからこそ、まずは10分だけ片づけに集中する。物理的な環境を自分の手でととのえることで、失いかけていた「生活の主導権」を自分側に取り戻すのです。このワンクッションがあるだけで、脳内のノイズが消え、その後の仕事の密度は劇的に変わります。

 環境の乱れに気づいたときは、「片づけること」を最優先に据える。

 それが、結果的に最短ルートで成果を出すコツなのです。

効き目のある「拭く」儀式

 さらにおすすめしたいのが、仕事の始まりと終わりにデスクをアルコールシートで「拭く」儀式です。

 ただ汚れを落とすだけでなく、デスクがきれいになっていくプロセスで、不思議と自分の脳みそまで一緒に拭いているような感覚になります。

 1日の始まりには「よし、やるぞ」というスイッチになり、終わりには「今日もお疲れさま」という自分への労いになる。たった1枚のシートでデスクをさっぱりさせるだけで、脳のモードは驚くほどスムーズに切り替わります。

※本記事は、川田直樹著『ととのえる。―超忙しくてもいつもご機嫌な人の習慣術―』(ダイヤモンド社刊)から、抜粋・編集したものです。