不安が多い人は未来や遠い場所まで考えすぎて領域が広すぎる状態です。逆に不安が少ない人は「今」に集中しています。不安を減らすには考える領域を狭めることが重要で、まずは時間軸を「今日1日」に絞り、明日のことは明日考えるようにしましょう。さらに、管理範囲も「自分と身の回り」だけに限定し、全てをコントロールしようとしないことが大切です。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・斎藤順)
※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。
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不安が少ない人はこう考える
今日は、「不安が少ない人の考え方」についてお話ししたいと思います。世の中には不安が多い人と少ない人がいますが、実は両者では「考え方」が少し違います。
今日お話しする考え方をすぐにマスターするのは難しいかもしれませんが、その方向性を知っておくだけでも何かの役に立つはずですので、ぜひ参考にしてみてください。
不安が多い人は「考える領域」が広すぎる
不安が少ない人の話をする前に、まずは「なぜ不安が多くなってしまうのか」について考えてみましょう。不安が多い人の最大の特徴は、とにかく「いろんなことを考えすぎている」という点にあります。
例えば、未来について「こんなことが起きたらどうしよう」「あんなことが起きたらどうしよう」と、あらゆる事態に備えて心配してしまう癖があります。また、不確かなネガティブな情報に触れただけでも、「本当にそうなったら……」と空想が広がってしまいます。
未来のことだけでなく、今の小さな出来事から、過去の出来事まで「あれが悪い結果につながるのではないか」と常に思考を巡らせてしまうのです。つまり、不安になりやすい人は、考える領域が広すぎる状態にあると言えます。
考える「時間」を「今日1日」に狭める
不安を少なくするためにやるべきことは、逆算すると非常にシンプルです。それは、自分の「考える領域を減らしてあげる」こと。これが一番大切です。
まずは、時間的な領域を減らしてみましょう。不安が強い人は、まだ起きてもいない未来のことを考えてモヤモヤしがちです。対照的に、不安が少ない人は「今起きている状況」だけを考えています。不安が少ないからといって、彼らの人生にトラブルが多いわけではありません。むしろ、不安が多い人のほうが、パニックになったり余計なストレスを抱えたりして、自らトラブルを増やしているようなところがあります。
本来であれば「今この瞬間に集中する(今の状態だけを考える)」のが一番良いのですが、これは少し修行が必要な難しいことでもあります。そこでおすすめしたいのが、「今日1日のことだけを考える」ようにすることです。
朝起きてから、夜寝るまでのことだけを考える。「明日のことは明日考える」という意識を持ち、どうしても準備などで先のことを考える必要がある場合でも「今日と明日のことだけ」にとどめましょう。1ヶ月後や1年後の予定を見て「大丈夫かしら」と心配しても、まだその時間は来ていないのですから、取り越し苦労になってしまいます。



